今日は、ウォークインクローゼットの間取りを、 上の寸法の入った図面で紹介します。
実際の計画にそのまま使えるように書いていますので、 収納計画をお考えの方は、参考にしてくださいね。
成人した人が必要なクローゼットの幅は1.8Mと言われていますが、 この間取りであれば、夫婦二人分の服が収納できることになります。
このように通路を挟んで左右に同じ収納があると、夫婦で領地の奪い合い(笑)がなくてよいですよね。
他に、パイプハンガーがL型に配置されるタイプも考えられますが、 この形状が最も効率よく、収納できます。
通路幅が、60センチですので、ここで着替えるとなると、ちょっと狭いかも、、、
男性の場合は、服を持って寝室で着替える方が良いかもしれません。
展開図(右図)を見てください。これも標準的なクローゼットの構成ですね。
枕棚部分:帽子、本、バックなどパイプハンガー部分:シャツやスーツ
床部分(引き出し収納):下着やセーターと、3つのゾーンに分けられています。
床部分は、建築工事で作るのではなく、竣工後に既製品の引き出し収納を置くなど自分でカスタマイズすれば、
生活の変化などに対応しやすくなります。
特に若い夫婦の場合は、あまり作りこまない方が良いと思います。
洗濯物をどこに干す??
なんて聞かれて「ランドリールーム」と答える人は
普通の家に住んでる人です。
湿気対策が出来ていないので「ランドリールーム」が必要になっている。
エイジングハウスの家はそれは必要ありません。
何故なら「どこでも干せてどこでも乾く」からです。
空いているスペースに干しておけばどこでも乾く。
リビングでも寝室でも子供部屋でもです。
もちろん、雑菌が繁殖できない空間ですから、
生乾きの変な臭いもありません。
共働き夫婦の家などでは洗濯機置き場のそばに
お着替えクローゼットを作り、
ローカを広めにしてそこに室内干し場を作ったりします。
干して、たたんで、しまうが同じ場所で終わるという優れものです。
極端な場合は広めのクローゼットの余った部分に干しておくと、
干して、乾いて、そのままで終わりという簡単バージョンもできる!!
究極の家事の時短です(笑)
「家事が楽になる家」とかありますが、
エイジングハウスの家は家自体がそんな感じに出来ている。
変な事を考えなくても大丈夫です。
ランドリールームとか作るとその分の工事費は上がる。
エイジングハウスの家はその分が要らない。つまり、経済的なんですね!!
また、除湿器が要りません。当然、加湿も要らない。
新築祝いにこれらを頂いても使うことは無いので、
最初でお断りを入れておいた方が良いでしょう。
普通の家なら必需品なんでしょうけどね??
普通じゃないエイジングハウスの家では、
生活の仕方も普通じゃなくなります。
だから一般的な考え方で凝り固まった人には
受け入れられないと思います。
普通じゃない人がお客様になるというわけですね(笑)
図面を書いたら次はお見積りです。
色々な場所の面積をはじき出していきます。
それと単価を掛け合わせると工事費が出て来る。
昔はこれを手作業で行っていました。
内装材は壁面積を出してドアやサッシなどの
関係ない材料を引く事ではじきだしていきます。
実面積を出してそれから材料のロスを考慮した
数字に補正していきます。
部屋に使うルームセットなども
長さや個数を数えて計算していくわけです。
ひたすら計算して金額をはじき出す。細かい仕事でした。
今はどうしているのか??
ほぼ自動計算されます。
商品の仕様を決めておいて
材料や納まりなども決めて設定するわけです。
よってプラン提示の時には正確な
数字も出ているわけです。
ただし細かな明細は作りません。
理由はあまり意味がないからです。
新築の積算はこんな感じで自動計算です。
が、リフォームはそうはいきません。
今でも手計算でやる。
しかもリフォームは経験がものを言うから
簡単にはいきません。
見えない部分の想像が必要ですし、
それを壊した時にどうなるかを
想定しての計算もしないとダメなんですね。
現場が始まって想定外の事ばかりだと
工事は止まります。
金額も変更になるので、
お客様も大変な目に遭う事になる。
リフォームは一見、簡単そうですが奥が深いです。
図面とは何??
図面を見て、空間が想像できる人は
そう多くはありません。
建築に携わる人は読み取れる。
でもお客様はなかなか難しいと思います。
特に、生産用に書かれた図面など、
線と数字と言葉がぎっしりで、
どこがどうなっているのかも理解不能だと思います。
でも、多くの住宅会社はそんな図面で
打ち合わせとかを行っていきます。
だから工事の途中で
「こんなつもりではなかった!!」
とかになりやり直しの工事が発生したりすることになる。
お客様に空間を理解していただくにはそれなりの
図面やイメージ図や写真を見ていただく必要があります。
そして、大切なのが実際の空間に入っていただく。
建てた家の見学ですね。
そうするとしっかりと空間を把握できる事になる。
すると不思議ですがお客様は図面とかを見なくなるんですね。
図面で色々と検討するなんて、実はおかしな事だとも言えます。
だって、それはプロが行う事でしょう。
図面は色々な情報を伝える手段です。
その伝える相手により書き方を変える。
だって伝わらない情報が書かれたものを
渡してもしょうが有りませんからね!!
目の前に何が書かれているのか分からない
図面らしきものが出てきた場合、はっきりと
「これに何が書いてあるのかが分かりません」
といった方が良いです。
そうしないと永遠と理解できない
図面が目の前に出てきますからね。
色々と打ち合わせをする会社であればなおさらですね!!
分かったフリが一番危険な行為であることを忘れないで欲しいです。
最後に泣くのはお客様ですからね(汗)
「2年後に建てようと考えています」
なんていう人がいます。
それはそれで良いのかもしれません。
でも、家を建てる事が決まっているのであれば、
よく考えた方が良いでしょう。
まず、無駄になるのが2年間の家賃でしょう。
月に5万円であれば年間に60万円で、
2年間に120万円も支払うことになります。
住宅ローンの返済をした方が賢い!!
もう一つ怪しいのが住宅ローンの金利でしょう。
長期金利が上がり、フラット35の金利は上がり始めています。
銀行の住宅ローンも上がっている可能性が高い。
どれだけ上がるかは予測不能ですから、
今からのお話しは仮のお話しです。
現在1.0%の金利だった住宅ローンの金利が1.2%になった
場合でのお話しで算出すると、
1,000万円を35年借りての総支払の
差額は「395,640円」となります。
2,000万円では791,280円になる。
3,000万円では1,186,920円。
今建てる家が2,000万円だとしたら同じ家が
住宅ローンの金利の違いで大きな差額に
なってしまうという事です。
それが良いのか??悪いのか??
2年後しか建てる事が出来ない場合はしょうがないでしょう。
でも、なんとなくそうしたいと考えている
場合であれば前倒しした方が良さそうです。
住宅ローンの金利が上がりそうな場合は、
銀行に相談して手を打っておくことが大事でしょう。
銀行によっては「事前審査時」と「本申し込み時」と
「金消契約時」の中の一番低い金利が採用されるとかの
特典が有ります。
金利が上がる前に「事前審査」をしておいて金利を
固定する事が可能な場合が有る。
それを活用する事が良いですね!!
工事費ばかりに目が行く事が多いですが、
それ以外の条件で、支払うお金は変化します。
そこを気を付けた方が良いでしょう。
プロに相談が身のためかもしれません。
たまに聞くおかしな話。
なんでと言いたいけど本人は気が付いていない。
「断熱を力説する営業マン」
「弊社の家は高気密高断熱でして、サッシは・・・・・」
みたいな話を真剣にしてくれる営業マン。
説明される家の中は汗だらだらの状態。説明受ける方も、
「それなのに何で暑いの??」
ってなる。
色々な見学会を観た人が弊社の見学会に来た時に
お話してくれました。
「ここは涼しいですね!!」って始まった話です(笑)
「話がまるで理解できない」これも良く聞く話です。
新人の営業マンが良く陥る事です。
自信が無いのでしゃべり続ける。
しかも中身が良く理解できていない。
中身も専門用語だらけ。
聞いてる方も生返事しかできない状況なんですが、
気が付かない。
これも見学会を複数いかれた人に聞きました。
「いっぱいしゃべってはくれるんですが、
何をしゃべっているのか全く分からないんです」
しょうがないですね。
本人が理解していない事をしゃべるのでしょうから、
相手に伝わるはずなどありません。
「打ち合わせるたびに金額が上がる??」
これも聞いた話です。
なんでも資金計画とかやって住宅ローンまで行った後に
本体価格が理由もなく上がっていくって事になったらしいです。
要するに「足元を見られている」って事です。
持っているお金を全て引き出させる作戦ですね!!
自分の知る話で一番強烈だったのは、地鎮祭の日に
その会社の社長が、「200万円追加です」
と言って来たという話。その後、契約破棄して他で建てられたとか。
しかもママ友に情報が回り・・・・ってな事になったみたいです。
お気を付けください。
「うちはこのメーカーの中からお選びいただけます」
「どれがお勧めでしょうか??」
「それはお客様のお好みですので、どれが人気とかは無いです」
「特徴はありますか??」
「それはご自分でカタログをお読みになりご判断ください。
こちらはアドバイスはできますが、
これが良いとかのお勧めは出来ない事になっております」
「・・・・・」
それからカタログを見て各メーカーの
特徴のお勉強です。
最近建てたお友達にも色々と話を聞きながら
どれが良いのか調べていきます。
それからショールームに行き、実際の商品を
見ながら説明を受けたりして、
なんとなくこれが良いのではという
メーカーのキッチンを決めていきました。
そこまでの時間は1カ月です。
週末はほとんどが「キッチン」の事で終わる。
最終的には価格の一番安いメーカーの自分の好きな色で決定!!
図面を作って頂き、それをもって住宅会社に伺います。
「キッチンが決まりました!!」
「良かったですね。これが図面ですね。
おや、このメーカーで決められたんですか??」
「はい。ここが一番安かったから決めました」
「それは定価ですからね。このメーカーが一番、
値引きが小さいので購入金額は一番高くなると思いますよ」
「えっ!!でも、見積もりは一番安かったですよ」
「だからそれは定価です。他のメーカーの方が
定価は高いけど値引きが大きいからね」
「・・・・・」
またやり直しです。先に言ってくれたらよかったのに。
なんて事にならないようにしましょう。
キッチンメーカーを変える前に
住宅会社を変える事をお勧めいたします。
「家が全てじゃないから家以外にもお金は使いたい」
このお考えはすごく正しいです。
ただ、目の前の家の価格だけで判断するのは危険です
そこを意識しすぎた場合、旅行や趣味にお金を残すために
ローコストメーカーで35坪の家を1,600万円で建てた!!
建てたときは安くって良かったと家族で大喜び!!
方や、
「一生住む家だから色々な事に気を使ってR+houseの家を
建てたい」
って人は同じく35坪の家を2,100万円で建てた!!
自然素材をふんだんに使った超高気密高断熱で
長期優良住宅です。
引っ越して家族は大満足って事に。
さて、それぞれの家の10年後です。
ローコストの家は最初の外壁と屋根のメンテナンス時期が
来ています。
見積額が150万円!!って高い。
だって家にお金はかけたくない人達ですからね!!
まだ大丈夫だと言い張りパスします。
R+houseの家は快適な生活を続けています。
最初のメンテナンスは20年目ですから後10年は有る。
で、ここで光熱費の差額が出て来ています。
概算で10年間で60万円の差が出ています。
ローコスト住宅はガスに電気に灯油での生活です。
しかも冷房が入っていない部屋なんて居れない状態です。
R+houseの家は1台のエアコンで快適です。
しかもオール電化です。
さて、20年後です。ローコストメーカーはメンテナンスに
入ろうとしましたが
外壁は塗り替えでは難しい状態になっており、
貼替になりました。
表面塗膜が無くなって水が侵入して凍り付く「凍害」4
になっていました。
外壁の張替と屋根塗装で450万円です。
R+houseの家はコーキングのみで20万円ですみました。
30年後は再塗装になるとのこと結果はどうなるのかって??
ローコスト住宅は工事費600万円で光熱費の差額が180万円の
計780万円。
トータルで2,380万円です。
R+houseの家は170万円の工事費でトータル2,270万円
です。
よく考えないと30年後の差額は110万円って事ですね!!
目先の事にとらわれると・・・・
快適性や健康リスクを考えると、この価格以上の差が出てきます。
設計をする人は色々な事を考え、
判断していきます。
なので全ての事に理由が有る。
屋根の形状も理由が有るからその形にしていく。
予算がそうさせた場合もあれば
デザインでそうした場合もあります。
屋根一つでも色々な理由が有るのが当然です。
なので見学会の時でも
「何ぜこの形だったんですか??」
という質問をしてみたらいいと思います。
設計者が居た場合、
色々な事を話してくれると思います。
でも営業マンはそれができません。
営業マンはお客様の「要望」が無いと動けない人だからです。
パソコンと同じで入力しないとただの箱なんですね!!
要望が入力作業って事になる。
この場合、パソコンのスペックが不明って事が気がかりですね!!
なので設計者と話しした方が話が早いと思います。
予算や嗜好や生活を考えて色々な事や物を決めてくれる。
いちいち説明はしないと思います。
過程の説明ではなく設計は結果ですからね!!
中には作図が命!!って人も居ます。
よく分からない人です。
耐震性や断熱性に経済性や動線に
工事費までまとめて考えている。
そうしないとプランなんてできません。
思い付きとかではダメなんです。
ベテランになると過去のデータを頭に入れていますから、
短時間に複雑な組み合わせを構築してしまいます。
データベースが全てですね!!
新しい材料の事なども頭に入れながら
毎日を過ごしています。
全てにおいて理由が存在している。
それが普通なんですが、大量生産の住宅の場合は
いちいちそんな事まで末端部分ではやりません。
たぶん企画開発部がその辺りを行い、最前線は人を売る。
家を売っているのではないみたいです。
よく高いとか安いとか言われる家の値段。
どれが安くてどれが高いのか??
今やハウスメーカーは坪単価で100万円
と言われる時代です。
それが高いのか安いのか??
なかなか分かりません。
自然素材を使う地元の工務店なども
坪単価は80万円に達するのではないか??
というぐらいの価格になって来ました。
安い家は相変わらず
総額で1000万円前後のものがほとんどです。
30坪の大きさの家なら3,000万円に
2,400万円1,000万円となる。
さあ、どれを建てるのか??って事になります。
ハウスメーカーの家の価格の1/3ほどは広告宣伝費とか
モデルハウス経費とかに消える。
実際の家の価格は2,000万円ほどじゃないでしょうか??
自然素材の家が対価としてはそれなりかもしれません。
1,000万円の家はそれなりでしょう。
ラーメンで言えばインスタントラーメンです。
抜群に美味しくはないけどお腹はそれなりに満たされる。
では、どれを選ぶのか??
それは選ぶ人の家の価値で決まって来る。
安い高いの問題ではないのです。
なので3種類の家の前には全く違う人種が並んでいる事でしょう。
ハウスメーカーには安心感を求める保守的な人で
収入もそれなりの人が並んでいく。
そして「ここだと安心ね」って感じです。
地元の工務店にはこだわりのある人が並ぶ。
「大きいから安心とかじゃなくて
お金を無駄にしたくない」って考え方でしょう。
ローコストには「家が全てじゃない」と言った価値観の人が並ぶ。
ではエイジングハウスはどうなのか??
直感力が強くて感受性の豊かな人が並んできます。
これは間違いない!!
本質を見抜く力がある方が多いです。
よってお金は手段でしかなくなるんですね!!