住む場所を選ぶ時、
立地(利便性)、環境、形状、
広さ、向き、価格、災害情報、
小(中)学校までの距離、
などを総合的に捉えながら
土地を購入するか否かを
検討されると思いますが、
個人的には、もう2つ
検討材料に加えた方が
いいんじゃないかなと
思っていることがあります。
今回は言われてみると
「あっ!そっか!」となるものの、
言われないと案外気付かない
大切な点をお伝えいたします。
では、土地を買わなきゃいけない人は
このままお付き合いください!
よろしくどうぞ。
みんなに共通しているのは、
土地は昼間に見に行くということです。
夜に見に行っても
土地の形も分からないし、
周辺の状況も分からないし、
暗い夜道をウロウロするのは危ないので
当たり前のことなんですが。
しかし、昼間じゃなきゃ
分からないことがあるように、
夜じゃなきゃ分からないことも
ありますよね?
設計士の多くは、
日陰となる場所に家を建てたがりません。
そこには、太陽高度が低くなる冬に
直射日光が入ってこないからです。
それゆえ、彼らは家を建てる敷地が
日当たりが悪そうな場合、
広さ的には充分平屋が建てられる
土地であるにもかかわらず、
当たり前にように
2階建てを提案するでしょう。
あるいは、あなたが
これから土地を探すのだとしたら、
直射日光を阻害されることがない
南向きの土地を優先してオススメするか、
直射日光が確保出来そうな
広々とした土地をオススメするでしょう。
しかし、これらの提案は
住みにくさやコスト面の負担を
もたらしやすくなることから、
弊社ではこれらと別の提案をし、
住みにくさとコスト面の負担を
なくすようにしています。
まず、平屋が建てられるなら
たとえ日当たりが悪い土地でも、
平屋を提案する理由についてですが、
これは、その方が
圧倒的に暮らしやすいからです。
子供部屋も、
2階にあるより1階にあった方が
小さいうちから使ってもらいやすいし、
自分たちのものを自分の部屋に
持っていってもらいやすいですしね。
寝室やクローゼットだって
2階にあるより1階にある方が
何かと便利ですよね?
毎日のこととなれば、
いちいち上に行くのって
ホントめんどくさいですからね。
家事動線も上下移動がなく
水平移動だけとなれば、
ずいぶんと楽になるのは、
火を見るより明らかですよね。
これらはほんのちょっと想像したら、
誰でも分かることだと思いますが、
最悪なのは歳をとってからだと思います。
健康な状態の今は
こんなこと想像もつかないと思いますが、
誰だっていつどのタイミングで
足腰が悪くなってもおかしくないし、
そうなれば2階に上がるのが
ホント億劫になってしまいます。
で、そのうえ下に部屋が足りないとなれば
改築に加えて増築までしないといけなくなり、
大きな出費を余儀なくされる
かもしれませんしね。
空っぽになった子供部屋さえ下にあれば、
そんな無駄な出費をしなくて済んだのに、
です。
そして南向きや広い土地を提案しないのも、
不用意にコストが上がってしまうからです。
家づくりの予算を
大きく狂わせる一番の要因が
「外構工事」です。
なぜなら、住宅会社は
建築工事の予算を
減らして欲しくないがために
外構工事の予算を減らす傾向があるし、
かつ、出来上がっていく家の姿を見ると、
外構にもより手を加えたいという
欲求が生まれてくるからです。
また、原油高が
しばらく落ち着かない場合、
建築工事同様に外構工事も
コストが割高になり
更なる予算オーバーを招く恐れがあるので、
家づくりの計画時に
外構予算の設定間違いをしないように
気を付けなければいけません。
というわけで今回は、
外構工事の予算の決め方と
外構予算の減らし方について
お伝えしていきたいと思います。
まず外構工事の予算に関しては、
土地の広さや状況、
そして建てる家によって
そこそこ違ってくるものの、
ハウスメーカーのような
一般的な間取りのお家を建てる場合、
少なく見積もって坪あたり3万円、
普通に考えると坪あたり4万円、
それなりにこだわりたいなら
坪あたり5万円は
最低見積もっておくべきだと思います。
つまり、50坪の土地だとしたら、
150万円では後々追加費用がかかり
ヒーヒー言わなくてはいけなくなるので、
出来れば200万円はみておいた方がよくて、
理想は250万円にした方がいい。
60坪の土地だとしたら
180万円では後々追加費用がかかり
出来れば240万円はみておいた方がよくて、
理想は300万円にした方がいい。
といった感じですね。
お施主様の期待に応えて
お洒落に仕上げてあげたいのに、
全く予算が合わなくて困っている
外構屋さんの気持ちを代弁すると
こんなところではないでしょうか。
なので、資金計画の時、
家と外構のための予算が
2500万円になったとしたら、
土地が50坪の場合は、
家の予算を2250万円にすべきで、
土地が60坪の場合は、
家の予算を2200万円にすべきで、
土地が70坪場合は、
家の予算を2150万円にすべきだ
ということになります。
もちろん選んだ土地によって
予算が変化することもあるため、
土地が決まった時点で
もう1回予算の見直しが必要ですが、
このシンプルな法則に従って
予算を確保しておくと
概ね狂わないんじゃないかと思います。
皆さま、こんにちは(^^)
エイジングハウスの名倉 結由です。
先日、エイジングハウススタッフ(豊田・有村)とスノーボードに行ってきました🏂
私自身5年ぶりだったんですが、やっぱり楽しいですね!!
ただ、夕方から身体がバッキバキでした。。
全然初心者なのですが、今回はジャンプに挑戦しました!
ヤクルトジャンプ以下でした(笑)もっと高く飛べるよう頑張ります。。
家の価格を比較する時、
単純に家の見積書だけを
横並びにして見てしまうと、
一番価格が高い家を建てる
可能性が高くなってしまいます。
というのも、
オプションとして必要となるコストが
そこには入ってなかったり、
実は、庭代がべらぼうに高かったり、
電気代やメンテコストといった
住んでから必要となるコストに
大きな差が生じるかもしれないからです。
それゆえ、
家の価格を比較する場合は、
もっと全体に目を向けること、
つまり、オプションや庭も含めた上で
一体いくらになるのかと、
住んでから必要となる維持費に
今後どれだけのコストがかかりそうなのか
にまで目を向けながら
考えなければいけません。
では、この内容が
よりイメージしやすくなるように
一つ例を挙げて見ますね。
例えば、
延床面積30坪(100㎡)の
平屋を建てる場合、
中庭がある家とない家では、
家の価格がけっこう違ってくるのですが、
これは同じ30坪でも
工事面積が違ってくるからです。
真四角で家が建てられると仮定した時、
中庭がない家の場合、
縦横ともに10mで建てられるため、
壁の全周が40mで済むのに対し、
中庭がある家の場合、
仮に中庭を10㎡(=6帖)分
つくるとしたら、
中庭を含めた総面積が110㎡となるため
壁の長さがその分増えるし、
かつ、それにプラスして
10㎡ある中庭部分の壁も
工事しなければいけなくなるからです。
このような理由から、
中庭がある家はコストが
割高になってしまうのですが、
他方、中庭がある家は割安になり、
中庭がない家が割高になるものも
当然出てきます。
まずはカーテンにかかるコストです。
周囲の人からの視線を
一切気にする必要がない中庭には、
基本的にカーテンが必要ないからです。
また、メインの採光を
中庭から確保することが出来れば、
外周部に大きな窓を
設置する必要もなくなるため、
外周部に設置する窓にも
カーテンをつける必要がなくなります。
他方、中庭がない家は、
カーテンなしでは家の中が丸見え過ぎて、
よほどの田舎でもない限り、
とてもじゃないけど
リラックスして過ごすことが出来ません。
それゆえ、ほとんどの窓に
カーテンが必要となり、
高額なオプション費用が
必要となってしまいます。
そして、おまけに
家の中が薄暗くなってしまうという
オプションまで引っ付いてきます。
シャッターにかかるコストも
中庭がある家とない家とでは、
大きく違ってきます。
中庭の大きな窓には、
直風が当たらないのに対し、
外周部の大きな窓には、
台風時などの強烈な直風が
モロに窓に当たるからです。
その上、台風時の強風は
基本、南から直撃しますしね。
そんなこんなで、
中庭がある家とない家では、
単純に家の価格が
100万円違ったとしても、
オプション費用でトントンになる
可能性が高いのですが、
なにより大きな違いが生じるのが
「庭」にかかるコストではないでしょうか。
皆様こんにちは(^^)
エイジングハウス山口愛です。
年が明け、あっというまに1か月が過ぎようとしておりますが、みなさま体調に変わりはございませんでしょうか??
私たちエイジングハウスでは、チームワークを学ぶべく「チームワーク研修」という外部の先生に来て頂いて、1年間研修をしてまいりました。
お家づくりは1人ではできません。
お施主様のご希望をしっかり聞き出してより良いお家づくりとなるようにサポートするアドバイザーや、ご要望を形にするコーディネーター、実際に建築する大工をはじめとした各職人・・・
お家づくりはたくさんの人が、色々な形で関わってこそ お施主様のご要望に沿ったお家が出来上がります。
そこで、大切なのが「真心」を込めた「チームワーク」が必要となってきます。
当たり前の事を当たり前にできるように理解する事や、思い遣りの心がどれだけ大切か。
1年間という時間をかけて、全員で常に学んできました(^^)
そんなチームワーク研修の第1期が、無事に終了したという事で、節目として全員で写真を撮りました
皆さま、こんにちは。
エイジングハウスの田代瑚白です😊
数10年に1度かも、、、と言われる程の大寒波の襲来で冷え込む日が続いていますが
元気にお過ごしでしょうか?
冬の寒さはつらくもありますが、寒いからこその楽しみもありますよね。
最近は、温かいお風呂にゆっくり浸かって、体の芯までぽかぽかになるのが毎日の楽しみです🛁
そんなお風呂タイムの格上げアイテムをゲットしたのでご紹介します!
家の中の急激な温度差によって
血圧が大きく変動することで
心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすことを
「ヒートショック」と言いますが、
これによって命を失う方の数は、
交通事故の6倍以上だと言われています。
実際、今でも
一軒家で暮らす多くの家庭が、
冬にお風呂に入るとなれば
寒い寒い脱衣室で
ブルブル震えながら服を脱ぎ、
一目散で暖かい湯船に飛び込み
冷えた体を温めていると思いますが、
これから家を建てるあなたは、
そんな暮らしとは無縁の
快適な暮らしを送りたいですよね?
では今回は、
そんな快適な住まいをつくるためには
どうしたらいいのかについて、
お伝えしていきたいと思います。
3つあるのですが、
お施主様の理解なしでは
3つ全てを網羅出来ないので、
ぜひこの機会に
覚えておいていただければ幸いです。
家の断熱性と気密性を強化する!
快適な住まいをつくる上で、
まず基本となるのが、
断熱と気密の強化です。
断熱を強化する理由は、
外気の影響を受けにくくするためですね。
暑い夏は、
外から入ってくる熱を防ぐことで、
寒い冬は、
外から入ってくる冷気を防ぐこと、
って感じでしょうか。
そして、気密を強化する理由は、
空気が外へ逃げていくのを防ぐためですね。
暑い夏は、
冷房で冷えた空気を外に逃さないことで、
寒い冬は、
暖房で暖まった空気を外に逃さないこと、
って感じでしょうか。
この2つを強化すれば、
家全体に空気が流れやすくなり
家の中の温度差を最小化出来るため、
昔の家のように
脱衣や風呂が激寒になることも
激暑になることもない、
というわけですね。
そんなこんなで、
以前に比べて断熱と気密は
どちらも格段にアップしてきているし、
弊社でも、国が定める基準の中で
最高等級をクリアしているのですが、
とはいえ、実際は
これだけでは充分だとは言えなくて、
これに付加して
間取り面でも工夫が必要となります。
廊下をなくす!
まず、1つ目の間取りの工夫がこれです。
廊下が出来ると、
廊下が空気を遮断してしまうし、
実際、昔のお家が寒かったのは、
断熱と気密の悪さもありますが、
それと同時に、
むやみやたらと廊下があったからです。
言い換えるなら、
廊下が断熱材的な役割を果たしていた
というわけですね。
廊下に通じるドアを
開けっ放しにしていたら、
なんとなく空気が逃げているような
気がしてしまうため、
反射的に閉めちゃいますしね。
なので、断熱と気密の強化と共に
廊下をなくす設計をすることも、
快適な住まいをつくるためには
欠かせない要素だというわけです。
廊下をなくせば
その分床面積が小さくなり、
家のコストを抑えられるし、
ドアの本数やスイッチの数も
減らすことが出来るので、
さらにコストカット出来ますしね。
また、空気の分断を防ぐためには、
平屋が建てられるのであれば、
2階建てだけでなく平屋も選択肢に入れる事です。
皆さんこんにちは。
4月に入社予定の迫田 紗菜です!
先日、同期と先輩社員の方々と一緒に、研修と初めてのモデルハウス撮影に行ってきました😳
プリントアウトされた
図面を見るということは、
上から間取りを見下す形で
見るということなのですが、
この状態で間取り図と
睨めっこをしていると
家のコストが上がりやすくなります。
というのも、
この視点から図面を眺めていると、
なんだか部屋が
狭いような気がしてくるし、
収納も狭いような気がしてくる上、
数も足りないような
気がしてくるからです。
つまり、
それらの不安を解消するために
家の面積が大きくしてしまいがちだ
ということですね。
収納に至っては、
現時点での自分たちの持ち物を
十分に把握出来ていないとなると、
なおのこと
「これで大丈夫だろうか?」
という不安に頭の中が
支配されてしまうでしょうしね。
今回は図面の正しい見方というか、
「収納」の正しい見方について
お伝えしていきたいと思います。
「とにかく収納はたくさん欲しい」
というのが、
多くの人に共通した要望ですが、
収納を増やしたとて、
それだけで収納力が上がるわけじゃなく、
なのにコストだけは
順調に上がってしまうので、
そんな無駄なことを防止するためにも
ぜひプランへと進む前に
知っておいて下さい。
収納は「床」の広さだけで
分量が決まるわけではなく、
「壁」の広さによっても
分量に大きな違いが生じます。
例えば、幅と奥行きが
どちらも91cmの収納と、
幅が2倍で奥行きが半分の
182cm×45.5cmの収納は、
床の広さは全く同じですが、
そこに置ける分量は、
棚の枚数が同じ場合、
単純に2倍違います。
ただ、奥行きが深い収納は、
横に陳列出来る数は少ないものの、
前後2列で荷物が置けるんですけどね。
基本的に、布団以外の荷物は
全て奥行きが浅いからです。
家電製品もどんどん
薄型になっていますしね。
そして、そう考えれば、
収納の中に置ける分量は
結局同じになるのですが、
しかし、果たして、
前後2列に並べて荷物を
置かないといけない収納は
使いやすいのでしょうか?