スタッフブログ

  • 【Study】心の会計をコントロールすることが大切

    家を買う時、多くの方が陥ってしまうのが、

    “金銭感覚が麻痺してしまう”という現象です。

     

    例えば、5万円という価格の買い物は、

    日常生活においては、

    安易に決断することが出来ない大きな買い物ですが、

    なぜか家づくりをしている時には、

    食後に頼むドリンクよりもあっさり決断してしまいます。

     

    2000万円という買い物においては、

    5万円はわずか0.25%という割合なのに対し、

    800円のランチに200円のコーヒーをつけるとなると、

    その割合が25%にもなってしまうんで、

    割合的に考えると、

    決して不思議なことじゃないんですけどね。

     

    とはいえ、この相対思考は、

    家にかかる費用だけじゃなく、

    家に付随して掛かる費用についても

    気持ちが寛大になってしまいやすくなるので、

    家づくりをする時には、

    しっかりと財布のヒモをしめるように

    常時心掛けるようにすべきです。


     
    そして、その財布のヒモをしっかりとしめるためにも、

    家づくりはまずは資金計画から始めるべきなのですが、

    間違えてはいけないのが資金計画のやり方です。

     

    資金計画では、

    最初にあなたの予算から設定するようにします。

    家づくり全体に費やすことが出来る

    総予算を把握しないことには、

    土地や家や外構に一体どれだけの予算を

    掛けるべきなのかが具体的に分からないからです。

     

    もし、この順番を間違えてしまい、

    具体的な資金計画が出来ていないまま

    先に土地を買ってしまったり、

    先に家の図面を描いてしまったりしたら、

    予算オーバーを招く大きな原因となります。

    また、そのしわ寄せが、

    今後ずっとあなたの負担になり続けます。

     

    そして、資金計画でもう1つ大切なことが、

    “毎月の返済金額”です。

    これも絶対に無理をしないようにすべきなのですが、

    多くの方が現実的じゃない返済額で、

    家づくりの予算を設定しがちです。

     

    もちろん、その理由の大部分が、

    住宅会社から、無理をしない返済額では、

    家づくりをすることが出来ないと言われてしまうから、

    だと思いますが、それを鵜呑みにしてしまい

    安易に予算を上げないことが大切です。

     

    家を持つと、固定資産税という税金が一生掛かるし、

    火災保険にもずっと加入していかないといけないし、

    自分自身で家のメンテナンスをしていかないといけないし、

    光熱費も高くなってしまう可能性だってあるため、

    アパート暮らしの現在よりも、

    確実に負担が増えることになるからです。

     

    それゆえ、無理のない予算で家づくりをするための、

    土地や家や外構に対する現実的で合理的な考え方が、

    家づくりに失敗しないためには、

    絶対に欠かせない要素である、というわけですね。

     
    家づくりの打ち合わせをしている時の注意点


    これが冒頭で申し上げた点です。

    日常では高いと感じる金額でも、

    間違いなく家づくりでは高いと感じにくくなってしまいます。

     

    結果、これぐらいなら・・

    と、どんどん追加をしてしまいやすくなるのですが、

    これも積み重なれば、

    ずいぶんと大きな金額になってしまいます。

    そして、それらが今後のあなたの負担になりかねません。

     

    また、家づくりをする時には、

    色んな会社の家を見に行ったり、

    インターネットやSNSで色々と検索をすると思いますが、

    これも予算を上げてしまう原因となります。

     

    世の中に溢れている情報は、

    基本プラスの要素ばかりですからね・・

    夢が膨らみ、どんどん要望ばかりが増え、

    家の理想が高くなってしまうということですね。

     

    ですから、家づくりを進めていく上では、

    マイナスとなる要素についても、

    同時に考えられるようにしておくべきです。

     

    どうしても叶えたいことが、

    50万円高くなることだったとしたら、

    優先順位が低いもので50万円削るようにする、

    という風にです。

     

    このように合理的に

    予算のバランスが取れるようになれば、

    家の予算が大きく狂ってしまうという

    悲惨な事態を避けることが出来るようになるし、

    最初に立てた資金計画どおりに

    家づくりを完結しやすくなります。

     

    ということで、金銭感覚が狂ってしまいやすい

    家づくりで無理な負担をつくってしまわないためにも、

    以上の点に注意しながら、

    家づくりを進めていっていただければと思います。

     

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  • 【Study】建てた後で気付くのでは遅いこと

    敷地にゆとりがない場合、

    上に階を重ねていかざるを得ないため、

    2階建てになってしまうのは仕方ないのですが、

    敷地にゆとりがある場合は、

    家づくりを「平屋」から始めていただきたいと考えています。

     

    その理由は、

    「平屋」の方が、

    間違いなく暮らしやすい住まいだからです。

    また、コストも平屋の方が安いからです。


     

    例えば、2階建て住宅の多くが、

    洗濯物を2階のベランダで干していますが、

    洗濯機が1階にあるお家の場合、

    この作業の流れは決して効率的であるとは言えません。

     

    まず、洗いとすすぎが終わった

    水気を含んで重くなった洗濯物を、

    2階のベランダまで運ばなくてはいけないのですが、

    階段の上下移動も回数を重ねるとなると、

    なかなかな重労働となります。

    (いい運動でもあるかもしれませんが)

     

    また、乾いた洗濯物をたたむ時、

    2階で1人作業するのは、なんだか寂しかったり、

    小さなお子さんがいる場合、

    子供を見ながら作業したいこともあって、

    わざわざリビングまで下ろしてきて

    たたむようになるのではないでしょうか。

     

    そして、今度はたたんだ洗濯物を

    それぞれの部屋がある2階に再び持って上がる・・

     

    これが、2階建て住宅に住む方の多くが、

    直面している現実なんじゃないかなー

    と思っているのですが、

    もし、あなたがこんな状況になると想像してみたら、

    ちょっとゾッとしませんか???

     

    ここ最近は、家事と育児と仕事を

    両立もしないといけないわけですからね。

    出来ることなら、なるだけ効率的に

    家事がこなせる住まいにしたいところですよね。

     

    アパートやマンションの場合、

    洗濯物を運ぶ時、水平移動だけで済むし、

    干す時も部屋から手を伸ばせば干せます。

    また、部屋から手を伸ばせば洗濯物が取り込めて、

    たたんだ洗濯物も水平移動だけで片付けることが出来ます。

     

    つまり、一戸建てに比べて

    洗濯作業の手間がかなり少ないのが、

    アパートやマンションなのですが、

    家を建てる時には、

    このメリットも活かない理由はありませんよね?

     

    洗濯物を、

    いかに、干しやすくするか?

    いかに、取り込みやすくするか?

    いかに、片付けやすくするか?

     

    そして、いかに時間や人目を気にせず、

    洗濯物を干しておけたり、

    洗濯の一連の作業をすることが出来るか?

     

    この工夫によってカット出来る時間は、

    一日のうちのわずか10分ぐらいかもしれませんが、

    しかし、時間的な負担よりも

    心理的な負担は大幅に軽減出来るのではないでしょうか?

     

    また、足腰が悪くなってしまった時のことを考えると、

    階段の上下移動がないことは、

    洗濯に限らず、掃除や維持管理面でも、

    非常に助かるのではないでしょうか?

     

    ということで、

    敷地に充分なゆとりがあるのなら、

    家の基本は「平屋」から始めるようにしてください。

     

    そして、もし2階建てにせざるを得ない場合でも、

    この洗濯作業の流れをよく考えた

    間取りづくりをしていただければと思います。

     

    時間のゆとりも、心のゆとりも、

    きっと違ってくるはずですから!

     

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  • 【Study】負担になる家と負担にならない家

    坪単価とは、

    家にかかった工事費用を延床面積で割った数字のことですが、

    この金額は、家が大きくなるに連れて安くなっていくものだし、

    逆に、家が小さくなるに連れて高くなっていくものです。

     

    それゆえ、坪単価にこだわって家を建ててしまうと、

    必然的に家の面積が大きくなってしまうため、

    それに連動して家の価格は高くなってしまいます。

     

    25坪の家と35坪の平屋のお家では、

    坪単価は35坪の方が5万円ほど安いものの、

    建築費用は500万円ほど高くなってしまう、

    といった感じにですね。

     

    また、家が大きくなれば、

    単純に家の価格が高くなるだけじゃなく、

    それに付随した様々な費用も

    高くなってしまうことになります。

     

    例えば、35坪の家と25坪の家では、

    単純に10坪家の大きさが違いますが、

    そうなれば、土地の大きさだって

    10坪違ってくることになります。

     

    仮に土地の坪単価が15万円だとしたら、

    150万円土地価格が違ってくるということですね。

     

    また、土地が広くなれば、

    その分外構工事にかかる費用も高くなってしまいます。

    工事面積も増えるし、境界の長さも増えるからです。

     

    つまり、坪単価を重視して家づくりをしようとすれば、

    必然的に、家・土地・外構全てのコストが

    高くなってしまうということなんですよね。

     

    さらに、家や土地が大きくなると、

    家づくりをする時にかかるイニシャルコストだけじゃなく、

    家を持っている間継続的にかかり続けるランニングコストも

    高くなってしまいます。

     

    まず、家や土地にかかり続ける固定資産税です。

    面積が大きくなった分、

    高くなるのは当たり前ですよね。

     

    土地に関しては、200㎡を超える分に関しては、

    200㎡までの税金の2倍かかることになるため、

    それも理解した上で購入するようにすべきですしね。

     

    光熱費は、広さというよりも

    そこで暮らす人数に最も左右されるものですが、

    それでも家が広くなれば、

    その分高くなりやすいとも考えられますよね。

     

    15年〜20年ごとにかかるメンテナンスコストに関しても、

    家が大きくなれば、その分高くなってしまいますし、

    設備の老朽化に伴うリフォーム工事などの際も、

    家が大きくなれば、その分高くなってしまいますが、

    これらも家を維持していく上では、

    決して欠かすことが出来ないコストなので、

    この点もご理解いただいた上で、

    家づくりを進めるようにしなければいけません。

     

    このように、家をやみくもに大きくしてしまうと、

    生涯にわたって、それらのコストが

    あなたの負担につながってしまいます。

     

    ですから、やみくもに

    家を大きくしてしまわないためにも、

    家づくりをする時に、

    坪単価の高い安いを重視しないように

    していただければと思います。

     

    かつ、“家の大きさは○坪は欲しい”という考え方も、

    しないようにしていただければと思います。

    これも、やみくもに家を大きくしてしまう

    大きな大きな原因ですから。

     

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  • 【Study】将来のために合理的に減らすべき2つの固定経費

    家を建てても、

    お金の不安なくずっと暮らし続けていただくためには、

    家づくりをキッカケに

    コツコツとお金を増やしていくようにすべきです。

     

    そして、そうするにあたって、

    最もオススメしていることが、

    個人型確定拠出年金iDeCoなのですが、

    出来るだけ夫婦そろって上限の23,000円ずつ、

    計46,000円を毎月掛けていただくようにするためにも、

    家づくりをするタイミングで

    見直していただきたい固定費があります。

     

    まず、見直していただきたい固定費が、

    『生命保険料』です。

    というのも、家を建てる時には、

    必ず“団体信用生命保険”という

    掛け捨ての生命保険に加入することになるからです。


    つまり、もしものことがあった場合は、

    住宅ローンはこの保険によって

    全額返済されることになるというわけですね。

     

    となると、もしものため時に、

    必要以上に備える必要がなくなります。

     

    もしもの場合、ご主人の収入は丸ごとなくなりますが、

    最も負担となる住宅ローンの返済はなくなるし、

    ご主人に掛かっていた費用が全ていらなくなるからです。

    車の維持費や生活費や小遣いなど全てが、です。


    また、条件さえ満たしていれば、

    遺族年金が国から支給されることになるし、

    これに加えて、あなたがずっと働き続けていれば、

    継続して安定した収入があるため、

    今後の暮らしで困ることはまずなくなる

    と言っても過言ではありません。

     

    子供たちが大学に行くにあたって、

    大きなお金が必要になるとしたら、

    その家を売却して実家で暮らせば、

    その資金だって充分捻出出来るわけですしね。

     

    そして、もう1つ見直していただきたい固定費が、

    『家づくりにかける費用』です。

     

    例えば、もしiDeCoに掛けるお金が、

    毎月23,000円足りなかったとして、

    保険を10,000円減らすことが出来たとしたら、

    家づくりの毎月の返済額を13,000円圧縮出来ないか?

    ということを考えていただきたいということです。

     

    もし、毎月の返済額を13,000円圧縮するならば、

    35年返済で考えるとしたら、

    450万円ほど家づくりに掛ける予算を

    圧縮していただく必要があります。


    この場合、家だけで予算を縮めようとするのではなく、

    土地や外構工事といった費用にも目を向けることで、

    バランス良く予算を縮めていくようにします。


    土地で200万円予算圧縮、

    家で200万円予算圧縮、

    外構工事で50万円予算圧縮、という風にです。


    そして、この予算圧縮を実現するためには、

    土地に関しても、また家に関しても、

    合理的な考え方を持っていただく必要があります。
     

    土地に関して言えば、

    なぜ、日当たりが良さそうな土地が

    必ずしも良い土地ではないのか?

    ということを理解していただいたり、

    予算圧縮のためには、

    家に合ったちょうど良い土地を買うべきなのですが、

    その広さがどれくらいなのか理解した上で土地探しをする

    といった感じですね。

     

    家に関して言えば、

    部屋、広さ、場所、部材、全てにおいて

    必要なモノと不必要なモノが何かを知ること、

    そして今だけじゃなく先のことまでよく考えた上で、

    合理的に間取りをつくることの大切さだったり、

    といった感じですね。

     

    このようなことをご理解いただいた上で、

    土地探しを行い、家の設計を行えば、

    なにかに妥協することなく、

    450万円もの予算を圧縮することが出来ます。

    あるいは、それ以上の予算圧縮も可能となります。

     

    ということで、

    以上の2つの固定費について、

    当たり前や固定概念から一度脱出していただき、

    その分固定費を削減することで、

    コツコツと合理的にお金を増やしていっていただき、

    家を建てつつも、お金に不安のない状態で、

    一生暮らし続けていっていただければと思います。

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  • 【Study】収納づくりもコストを左右する大きな要因

    前回お伝えさせていただいたように、

    家は出来るだけミニマムにつくるようにすべきです。

     

    その最も大きな理由は、

    もちろん『コスト』なのですが、

    今回お伝えさせていただく『収納』もまた

    いたずらにコストを押し上げてしまう大きな要因となります。

     

    “家を建てるなら、収納はたくさんつくりたい・・”

    家を建てる誰もが、間違いなく

    このようにお考えになるでしょう。

     

    今暮らしているアパートの収納では、

    全てがおさまりきらず、

    部屋に溢れてしまっているでしょうしね・・・

     

    そして、予算が許す限り

    出来るだけ多くの収納をつくりたいとお考えになります。

     

    しかし、いざプランが出来上がってみると、

    “あれっ?これだけじゃ足りないんじゃないか?”

    と感じてしまいます。

     

    これは、収納の量を、

    『床面積』で判断してしまっているからなのですが、

    プリントアウトされた間取図をずっと眺めるということは、

    イコールひたすら上から家を眺めるということであるため、

    どうしても床の広さだけで収納の多い少ないを

    判断してしまうんですよね。

     

    そして、どんどん収納の分量を増やしていってしまいます。

    結果、『床面積』がどんどん大きくなり、

    それに連動して家のコストが膨れ上がっていってしまう・・・

    というわけです。

     

    このように、収納を『床面積』で判断してしまうと、

    それに連動してコストが上がってしまうことになるのですが、

    しかし、それに比例して、

    より多くのモノが置けるようになるわけではありません。

     

    ましてや、動線をより短くし利便性を高めるために、

    『通り抜け動線』にされる方がいらっしゃいますが、

    通り抜けることが出来るということは、

    イコール『廊下』がそこに出来るということであり、

    そのスペースを収納として使えなくなるため、

    床面積とコストは増えたものの、

    収納量は増えないどころか減ってしまう・・・

    なんてことになってしまうんですよね。

     

    では、どうすればいいのか?

    ということになりますが、

    この答えは至って簡単で、

    収納は『壁面積』で考えるということです。

     

    つまり、いかに壁を上手く使ったか?

    ということが収納量を大きく左右する要因となるわけですね。

     

    例えば、一般的に天井高は2m40cmありますが、

    この高さの中に、

    棚板を2枚しかつけないのと5枚つけたのでは、

    単純に置ける場所が2倍違ってくることになります。

    2枚の場合、3段の収納になるのに対し、

    5枚の場合、6段の収納になるからです。

     

    また、リビングダイニングキッチンの周辺に置くものは、

    細々したモノばかりだと思いますが、

    これらを管理しやすくしようと思えば、

    奥行きの深い収納をつくるより、

    奥行きが浅い収納をつくるようにすべきです。

     

    そして、奥行きを半分にし、横幅を2倍にすれば、

    全く同じ床面積のまま、

    つまりコストは全く同じのままで

    収納量を4倍にまで増やすことが出来る

    というわけなんですよね。

     

    また、そもそも家の壁の量を多くすることも大切です。

    つまり、必要がない窓はなくすようにすべきである、

    ということですね。

     

    家の壁が多くなれば、収納として利用出来る壁が増えます。

    また、それだけじゃなく、

    壁が多くなった分、耐震性も高くなるし、

    窓よりも壁が増えた分、断熱性も気密性も高くなります。

     

    このように壁を上手く使うことを前提とした

    収納づくりをすることが出来れば、

    家のコストを上げることなく、

    収納がたっぷりあるお家をつくることが出来るだけじゃなく、

    耐震性にも省エネ性にも優れたお家を

    つくることが出来るようになります。

     

    ということで、

    間取図をずっと眺めて、

    無駄に床面積を増やしてしまわないように

    気を付けていただければと思います。

     

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  • 【Study】予算オーバーに陥る根本的な要因

    多くの方が、自分が建てるお家の基準を

    坪数で判断してしまいますが、

    その基準に沿って家づくりをしようとすると、

    家の予算オーバーを招きやすくなります。

     

    その理由は、単純に、

    家は面積が大きくなればなるほど、

    それに連動してコストも高くなってしまうからです。

     

    また、無駄に家の面積を大きくしてしまうと、

    家そのもののコストが高くなってしまうだけじゃなく、

    その他の全てのコストも高くなってしまいやすくなります。

     

    光熱費・・家の固定資産税・・

    メンテナンス費(塗り替え)・・改装費(将来)・・

    土地の広さ=土地価格・・土地の固定資産税・・

    外構工事費・・といった諸々のコストがです。

     

    それゆえ、出来るだけミニマムなお家を建てることが、

    建てた後もずっと、

    安心して暮らしていくためには最良の方法と言えます。

     

    もちろん、合理的に無駄を削ることで、

    使いやすさや住みやすさを

    失わないようにすることが大前提です。

     

    では、平屋を建てると仮定して

    これについて考えていってみましょう。

     

    平屋のお家を建てる場合、

    タタミ1枚分あたりにつき、

    約30万円前後のコストがかかっているため、

    これを坪で換算するとタタミ2枚=1坪なので、

    坪当たり約60万円のコストがかかっていることになります。

    (面積や材料によって差異はあります)

     

    それゆえ、同じ平屋を建てるとしても、

    5坪=10帖面積が違えば、

    約300万円家の価格が違ってくることになるのですが、

    実は、あなたの頭の中の思い込みから、

    10帖分面積を縮めることは、

    そう難しいことではないんですよね。

     

    例えば、あなたにとって『廊下』は、

    必要不可欠なものではないと思いますが、

    意識せず間取りをつくってしまうと、

    案外出来てしまうのがこの『廊下』です。

     

    それゆえ、この『廊下』を、

    出来るだけつくらないように設計することが

    合理的な面積カットの第一歩となります。

     

    また、平屋の場合、

    全ての部屋と収納が1階にあることから、

    2階建てでは当たり前となっているコトを、

    なくしたり減らしたりすることが出来ます。

     

    まず、なくすことが出来るのが『和室』です。

    寝室と子ども部屋が2階にある2階建て住宅の場合、

    子どもたちが自分の部屋を上手く使えないこと、

    また、1階がリビングだけでは使い勝手が悪いこと、

    (親御さんが泊まりに来た時に寝る部屋がない)

    そして、足腰が悪くなった時に備えて、

    1階に和室を作らざるを得なくなります。

     

    他方、平屋は寝室も子ども部屋も1階にあるため、

    こういったことに備えて

    『和室』をつくる必要がないというわけですね。

     

    子供たちが小さいうちは、

    子供たちは自分の部屋で寝ないでしょうから、

    親御さんには子ども部屋で寝てもらえばいいわけですしね。

     

    そして、減らすことが出来るのが、

    寝室や子ども部屋の広さです。

     

    というのも、寝室は文字通り、

    ただ寝るだけの部屋だからですし、

    昔のように、タンスやドレッサーといった

    場所をとる荷物もなければ、

    寝室の近くに大きなクローゼットをつくることが

    当たり前となっているからです。

     

    また、子ども部屋に関しても、

    無駄に大きくつくる必要はないと思いませんか?

    子供たちはやがて家を出て行くため、

    そうなれば、この部屋を持て余すようになる

    可能性が高いわけですからね。

     

    いかがですか?

     

    これらの中でなくてもいいかな?

    と思ったものを減らしていけば、

    あっという間に10帖ぐらい削ることが出来ます。

     

    もちろん、予算が許すのであれば、

    和室もつくればいいでしょう。

    また、寝室や子ども部屋も広くつくればいいでしょう。

     

    しかし、資金計画の結果、

    予算にゆとりがないとしたら、

    これらは合理的に考えるべき要素となります。

     

    ということで、家づくりをする時に、

    『○○坪ぐらいの広さが欲しい』という価値観で、

    進めていかないようにしていただければと思います。

     

    家は、大きくなったから

    使いやすく住みやすいというわけでもなければ、

    小さくなってしまったから、

    使いにくく住みにくいというわけでもありませんから。

     

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  • 【Study】家の予算の基本的な考え方

    家づくりの予算は、

    自己資金が多いか少ないかによって、

    大きな差が生まれます。

     

    例えば、家づくりの総予算が3500万円として、

    自己資金が1000万円あれば、

    借入は2500万円で済むため、

    これを35年返済で試算してみると、

    毎月の返済は約70,000円となるのですが、

    自己資金が100万円としたら、

    3400万円を借入せざるを得なくなり、

    毎月の返済は約100,000円となってしまいます。

     

    それゆえ、自己資金100万円のあなたが、

    無理なく支払っていくことが出来る金額が、

    毎月70,000円だとしたら、

    あなたは900万円予算を圧縮する必要があります。

     
    しかし、900万円もの予算を、

    家だけで圧縮しようとしても100%不可能です。

    2000万円であれば1100万円にしないといけないし、

    1800万円であれば900万円にしないといけないわけですからね。

    とてもじゃないけど家なんて建てられません・・・

     

    この場合、家だけで

    予算を圧縮することを考えるのではなく、

    家はもちろんのこと、

    土地や外構工事の予算も同時に見直す必要があります。

     

    家で予算を300万円圧縮、

    土地で予算を450万円圧縮、

    庭で予算を150万円圧縮という感じですね。

     

    具体的に3500万円の総予算が、

    土地代として1000万円、

    家代として2100万円、

    庭代として200万円、

    諸経費として200万円、だとしたら、

    土地代として550万円、

    家代として1800万円、

    庭代として50万円、

    諸経費として200万円、といった感じに、

    それぞれの予算を圧縮していかなくてはいけません。

     

    となると、必然的に

    土地を探す地域を変えざるを得なくなるかもしれないし、

    あるいは地域変更が無理なら、

    土地の広さをかなり小さくしたりとか、

    形や日当たりが悪そうな、

    いわゆる条件の悪い土地を探さざるを得ません。

     

    また、家に関しても、

    使う材料や設備のコストを抑えたり、

    面積を小さくしたりするなどして、

    コストを抑える工夫をせざるを得なくなります。

     

    外構に関しても、

    余分な装飾をしなくていいような家にしたり、

    土地そのものに無駄な余白をつくらないようする

    などの工夫が必要となってきます。

     
    そもそも予算を圧縮して、いい家が建つのか?

    と多くの方がお感じになるでしょうし、

    その不安から家づくりを諦めてしまうかもしれません。

    あるいは、そんな予算じゃ無理だからと、

    無理な予算で家づくりをしてしまうかもしれません。

     

    確かに、土地の予算が少なくなれば、

    みんなが買っているような新規分譲地に

    手出しすることは出来なくなるかもしれません。

     

    みんなが買っているような日当たりが良い土地や、

    形がきれいな土地ではなく、

    その真逆の条件が悪い土地にせざるを得ないかもしれません。

     

    しかし、家の明るさや開放感は、

    実は、土地の日当たりの良し悪しに

    左右されるものではありません。

    また、住み心地の良さや使い勝手の良さも、

    土地の形に左右されるものでもありません。

     

    現に弊社のお客様は、

    土地予算を数百万円も圧縮しながら、

    家づくをされている方がほとんどです。

    そして、土地の条件の悪さを要因として、

    明るさや開放感が失われてしまった家は一軒もありません。

     

    家に関しても予算を縮める最良の方法は、

    家の面積を縮めることですが、

    合理的に無駄な部分をカットすることさえ出来れば、

    開放感も使いやすさも収納力も全て失うことなく

    いつまでもずっと住みやすい家をつくることが出来ます。

     

    そして、土地に合わせて

    明るさや開放感だけじゃなく、

    プライバシーや防犯性にも優れた

    間取りをつくることが出来れば、

    同時に外構工事の費用も、

    大きく圧縮することが出来るようになります。

     

    つまり、家づくりの予算の大小は、

    『土地に合わせて設計することが出来るかどうか?』

    に大きく左右されるということですし、

    土地に合わせて設計することさえ出来れば、

    家づくりの予算を大幅に圧縮することが出来る

    ということなんですよね。

     

    ということで、自分たちには家づくりは無理かも・・

    と諦めてしまいそうになっていたり、

    建てた後、お金の不安なく暮らしてきたい・・

    後々の暮らしをもっと大切にしたい・・

    そうお考えになられているあなたは、

    ぜひ、弊社の家づくりの考え方をお聞きいただければと思います。

     

    きっと、幸せな未来が想像出来るようになるはずですから!

     

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  • 【Study】予算オーバーの原因 第2位

    前回お伝えさせていただいたように、

    事前に資金計画をしていないまま土地を探してしまうと、

    ほぼ確実に予算オーバーしてしまうことになり、

    結果、最良の住宅ローン選びが出来なくなってしまいますが、

    これは土地に限らず家にも同じことが言えます。

    また、事前に資金計画をしていないまま

    家づくりを進めてしまうと、

    純粋な土地代金や建物代金以外にかかる費用を

    具体的に把握出来ていないため、

    これが予算オーバーの原因となり

    土地や建物の予算オーバー同様に、

    仕方なく住宅ローンで帳尻を合わさざるを

    得なくなってしまいます。

    例えば、土地を購入する時には、

    土地代金だけが必要なのではなく、

    不動産屋さんに支払う手数料や、

    水道を利用するための権利金や、

    名義を自分に変えてもらうための費用といった

    さまざまな経費がかかってきます。

    それゆえ、土地を購入する時には、

    土地代金以外にもこういった費用が

    どれくらいかかりそうなのか?ということも、

    検討材料に加えなければいけないのですが、

    資金計画をしていない無知な状態で土地を探してしまうと、

    これらの費用がスッポリと抜け落ちてしまうことになります。

    ネットや雑誌に乗っている価格は、

    純粋な土地代金だけであり、

    別途でどんな費用が必要になるかまでは、

    丁寧に記載してくれてませんからね。

    また、家の費用に関しても、

    地盤改良費用や外構工事代金といった費用はもちろん、

    会社によっては、当然のごとく建築費用に入っているだろう

    と思ってしまう費用(設計料や照明器具代など)ですら

    含まれてないことが多々あるため、

    資金計画をすることによって、

    全体でかかる費用をしっかり把握していないと、

    後からとんでもない予算オーバーを招く恐れがあります。

    さらに、住宅ローンを借りるにあたって

    必要となる経費関係も、

    選ぶ商品や利用する銀行によって異なってくるし、

    火災保険1つをとっても、

    補償範囲やかける年数、かける範囲などによって、

    また、地震保険の加入の有無によって異なってきます。

    購入する家具や家電類なども人それぞれですが、

    購入するエアコンの台数、買い替える家電・家具、

    新たに購入する家電・家具なども、

    もちろん家づくりに必要な費用なので、

    これらもあらかじめ計画し、

    予算を確保しておくようにしないと、

    大幅な予算オーバーを招いてしまうことになるんでんすよね・・・

    “資金計画は家づくりの要”

     このように、家づくりには、

    土地や家以外にもさまざまな経費がかかるため、

    また、それらの費用がご家族によって全然違うため、

    家づくりを進めていく前に、

    これらを把握するために資金計画をしておくべきです。

    もし、資金計画をしていないまま

    家づくりを進めてしまうと、

    あなたにとっての理想の予算から、

    大きくオーバーしてしまうことになるでしょう。

    そして、その帳尻を合わすために、

    選ぶべきじゃない住宅ローンを選んでしまったり、

    あるいは、返済負担を上げざるを得なくなってしまいます。

    選ぶべきじゃない住宅ローンを選べば、

    ずっとリスクを抱えたまま生活していくことになるし、

    もし返済負担が大きく上がってしまったとしたら、

    非常に苦しい生活をする羽目になってしまいます。

    返済負担が上がってしまうと、

    たちまちこれからの生活が厳しくなってしまったり、

    子供や将来のために貯金をする余裕がなくなってしまいます。

    いずれにしても、

    心と財布に余裕を持ちながら、

    豊かに暮らしていくことが

    出来なくなってしまうということです。

    ということで、

    家づくりをする前にはまず資金計画をすること、

    そして、それを自分だけですることが難しい場合は、

    住宅会社にしてもらうということを

    心がけながら家づくりをしていただければと思います。

     

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  • 【Study】一番多い家づくりの失敗談

    最良の住宅ローンを選ぶことが出来ない一番の理由は、

    “住宅ローンの情報に乏しい”ことなのですが、

    家づくりの進め方を間違えてしまうこともまた、

    選ぶべきではない住宅ローンを選んでしまう

    大きな要因となります。

    それゆえ、家づくりをすると決めたら、

    まずは正しい進め方を知ることから

    始めるようにしなければいけません。

    家づくりは、まず資金計画からはじめ、

    予算決めをしっかりと行った上で進めるべきです。

    家だって他のモノと同じように、

    自分自身の予算を分かった上で、

    予算に合わせて選ぶのが基本ですからね。

    しかし、資金計画もままならないまま、

    見切り発車で家づくりを行ってしまっている方が

    数多くいらっしゃいます。

    そして、その典型的な形が、、、

    “土地を先に選んできてしまう”

    ということです。

    土地を先に選んでしまった場合、

    どうしても土地に予算を掛け過ぎてしまいます。

    その結果、

    家に掛けられる予算が大幅に減ってしまったり、

    あるいは、住宅ローンの借入額を

    大幅に増やさざるを得なくなってしまいます。

    例えば、あなたが、

    毎月無理なく支払っていくことが出来る返済額から

    逆算した借入額が2500万円で、

    あなたが準備出来る自己資金が300万円だとした場合、

    あなたは2800万円という総予算の中で、

    家づくりを行うようにすべきです。

    そして、その中で、

    土地や家以外にかかるであろう経費の合計が300万円で、

    外構工事(庭の工事)にかかるであろう費用が100万円で、

    家にかかるであろう費用が1800万円だとしたら、

    あなたが土地に使える予算は600万円ということになり、

    本来はその予算の範囲内におさまるように

    土地探しをしなければいけません。

    しかし、土地を探す前に

    資金計画をしてなかったとしたら?

    あなたが住みたいと考えている地域の

    土地相場が1000万円ぐらいだとしたら?

    また、あなたの友人・知人の多くが、

    1000万円ぐらいで土地を購入しているとしたら?

    土地には、

    それぐらいの費用がかかるのが普通だと思ってしまい、

    当たり前のように1000万円を基準として土地探しを行い、

    1000万円を超える土地を購入してしまいます。

    結果、400万円予算オーバーをした状態で、

    家づくりを進めざるを得なくなってしまいます。

    毎月の返済に直せば、12,000円前後の予算オーバーです。

    これを防ぐ方法は、

    最初に資金計画を行うことです。

    そして、きちんと予算を設定した上で、

    家づくりを進めていくようにすることです。

     

    ということで、

    これから土地探しをしようと思っているあなたは、

    資金計画をしてもらった上で、

    探すようにしていただければと思います。

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  • 【Study】金利の低さだけで選んではいけない?

    住宅ローンを選ぶ時は、

    出来るだけ金利が低い銀行や商品にすることを

    心がけるべきなのですが、

    とはいえ、金利の低さだけに着目してしまうと、

    本来選ぶべきじゃない商品を選んでしまうかもしれません。

    それゆえ、まずは、

    住宅ローンに対する基本知識を身につけていただき、

    商品の特徴を、ある程度ご理解いただくことが大切となります。

    住宅ローンには、

    景気の良し悪しに連動して金利が変化する『変動型』と、

    景気の良し悪しに関係なくずっと金利が変わらない『固定型』の、

    2つの商品があります。

    そして、ほぼ全ての銀行がこの両方を取り扱いしています。

    『変動型』の特徴としては、

    メリット面では、

    『固定型』に比べて金利が低めに設定されていることと、

    『固定型』に比べて最初にかかる手数料が少ないこと。

    デメリット面では、金利が変動するため、

    返済金額がずっと一定ではないことと、

    その際、急激に負担が増加するリスクがあるということ、です。

    一方で、『固定型』の特徴としては、

    メリット面では、

    返済期間中ずっと金利が変わらないため

    返済金額がずっと一定となり、

    ライフプランが立てやすく安心感があること。

    デメリット面では、

    『変動型』に比べて金利が高めに設定されていることと、

    『変動型』に比べて最初にかかる手数料が多く、

    結果、その分家に掛けられる予算が減ってしまうこと、です。

     
    そして、それぞれのメリットとデメリットを

    ご理解いただいた上で、

    自分に合った商品を選ぶようにしなければいけないのですが、

    多くの方が、あまり商品について理解していない状態で、

    住宅ローンを決めてしまっているのではないでしょうか?

     
    また、単純に金利の低さにこだわって

    住宅ローンを決めてしまうと、

    本来は『固定型』を選ぶべきであるのに、

    間違って『変動型』を選んでしまうことになります。

     
    固定型と変動型では、

    金利差が0.3%〜0.6%ぐらいあるため、

    これを毎月の返済額に試算してみると、

    けっこう返済金額が変わりますからね。

    (3000万円を35年返済で借りると仮定して、

    金利が0.9%と1.4%では毎月7,098円違ってきます)

     
    しかし、このような選び方をしてしまうと、

    後々、家計を苦しめることになるかもしれません。

     
    仮に、10年後金利が大幅に上がってしまったとしたら・・

    そして、返済負担が20,000円も上がってしまったとしたら・・

    でも、給料は上がるどころか天引きが増え、

    逆に減ってしまっていたとしたら・・

    さらに、子供たちの成長に伴い、

    さまざまな出費が増えてしまっていたとしたら・・

    そう考えると、ゾッとしませんか?

    とはいえ、そんな場合でも、

    銀行としっかりと交渉をすることで、

    金利上昇を最小限に抑えたり、

    別の銀行で借り換えをすることで、

    返済負担を上げないようにするなど、

    リスクを軽減する工夫はあるわけなんですけどね。

    『変動型』だからリスクがあるわけではないのですが、

    しかし、変動型は金利変動に伴う

    返済負担アップのリスクがあるため、

    選ぶ際には、そのこともご理解いただいた上で

    選ぶようにすべきです。

    ということで、

    住宅ローン選びをする時に大切なのは、

    金利の低さなのですが、

    そこだけに着目して選んでしまい、

    結果的に後々大変なことにならないように

    気を付けていただければと思います。

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