スタッフブログ

  • 【Study】エアコンを考える
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    「お手ごろな価格でハイクオリティーな家」

    なんて会社の家を見るとエアコンの室外機が

    5~6台付いていたりする。

    1階のリビングは広いので20帖用とかの

    大容量エアコンでしょう。

    個室にはその大きさに見合うものが付けられて行く。

    電気屋さんに見積もりをしてもらうときに、

    「少し余裕がある方が電気代は安くなります」

    とか言われたので6帖には8帖用をとか

    大きめにすることがよくあります。

    そんな見積は全部で120万円とかになる。

    「快適に過ごすにはこれは仕方がないよね」

    って事で取り付けました。

    でも、おかしいでしょうってのが自分の考えです。

    120万円もかけるエアコン代なんておかしいです。

    だってそれなりの断熱性能にすると

    エアコンなんて計算で6帖用とかで十分にまかなえる。

    ちゃんと熱損失からエアコンの容量を計算すると

    部屋の広さではなく能力で判断できる事になる。

    数字はこんな時に使うものです。

    家の表面から1時間にどれだけ

    熱が逃げていくのかが分かるので、

    その時の家の中と外気の温度差でエアコンの

    能力をはじいて計算するとすぐに分かる訳です。

    断熱性能を2020年度基準で施工していたら

    そんな数字は出ているはずですから、

    それで計算をしてもらう事をお勧めいたします。

    この数字は同じ長期優良住宅でも

    会社毎に変りますので建てる会社でご確認ください。

    「それは何でしょうか??」

    的に言われたら、その会社は断熱的に「危険」な会社だと思います。

    知らない会社。

    もっと言うならエアコン代と断熱工事費と同じくらいだから、

    そのお金で断熱性能を上げた方が断然に「快適性」と「電気代」

    は良くなる。

    工事費で払った方が長く快適に暮らせます。

    どこで建てるか??

    総合的には支払うお金は同じになりそうな気がします。

    断熱工事費は住宅ローンで支払える。

  • 【Study】窓の大きさ
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    「窓は大きい方が良いわ」

    「はい、かしこまりました。

    ではこの南面は全て窓にしておきますね」

    って打合せは大変危険です。

    お客様のご要望重視型の会社ですね。

    しかも聞き取っている人は技術的な事が分からない人。

    つまりは素人通しの会話です。

    こんなの打合せとは呼びません。

    オーダーを取りに来たウエートレスと同じでしょう。

    ウエートレスは料理のメニューしか分かりませんからね。

    さて、窓の大きさが何を意味するのか??

    この場合は「耐震性」を大きく損ねる方向に動いています。

    窓が広がった事で「耐力壁」が消える事になる。

    地震の時はどうするんでしょう??

    「なくなった分を他で補強するから大丈夫です」

    南側に耐力壁が無くなったから北面に集中して配置した。

    なんて計算上はクリアできるでしょう。

    でも、耐力壁のバランスを計算する「偏芯率」

    の0.3以下がクリアできません。

    これは阪神淡路の地震で起きた悲劇と同じことを

    繰り返そうとしている。

    それをアドバイスするのが我々建築士です。

    「窓が大きいのも良いですが建築基準法の

    偏芯率がクリアできませんので、

    その範囲で広げておきますのでご了承ください」となる。

    また、窓が大きくなると熱損失も大きくなることになります。

    冬は大量の熱が出て行くし、

    夏は大量の熱が入ってくることになる。

    窓はいくら高性能でも外壁の断熱には負けます。

    よって、大きな断熱の穴になる。

    夏は暑い家になる事は間違えありません。

    「断熱性能を大きく落とします。

    2020年基準をクリアできませんのでお受けできない

    お話になります」

    って判断をするのが建築士です。

    だから、打ち合わせは建築士とした方が賢明でしょう。

    無免許は怖いです(汗)

  • 【Study】構造は大丈夫?
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    専門なので家の構造的におかしな建物とかすぐに分かります。

    大きな窓の家や形が複雑怪奇な建物は地震に弱いです。

    それ以外でも地震に弱い家で見ただけで分かる家は

    沢山ありますから要注意です!!

    「耐震等級は2ですから大丈夫です」

    っていう会社もありますが、数字上の事であり、

    実際の地震時にその耐震性が発揮できるかどうかでしょう。

    最近見た家で「恐るべし!!」と感じたのは、

    2階の外壁ラインが1階のリビングの真ん中にあり、

    その外の2階の外壁の下に壁が無い家です。

    2階の外壁は当然ですが「耐力壁」といって

    地震の時の力に耐える壁なんですが、その下に壁が無い。

    つまり、2階の耐力壁が受けた力を

    1階に伝える事ができないと言う事です。

    熊本地震で倒壊した家の構造と同じです。

    力は柱で下に伝わって行きます。

    梁で受け止めるとその梁は折れる可能性が大きい。

    構造計算がしてありそのつもりで組んであれば良いでしょう。

    でも、計算されていなかったら折れます。

    危険な家といえます。

    構造的な素人みたいな人の設計でしょうね。

    地震が来ないことを祈るしかありません。

    L型の家なども危険です。

    家の中にその家の重心が無い場合は危険でしょう。

    L型の入隅部分で家は折れる可能性が高い。

    段ボールなどをL型に切り取り手で広げると簡単に裂く事が出来ます。

    ここには大きな力が集中するから危険だといえますから自分は設計はしない。

    R+houseの家は構造計算を行い「偏心率」の計算まで行います。

    簡単に言うと家の重心と剛心の離れを計算する。

    これで分かるのは重心と剛心が一致しているのが

    一番強いと言う事です。

    数字だけの耐震等級3でも重心と剛心が大きく離れていると

    剛心から遠い方が壊れる可能性が高い。

    阪神淡路の時の倒壊は、北側に剛心が寄っていたためです。

    つまり南側が窓だらけであったと言う事ですね。

    過去のデーターで設計をしないと危険かもしれません。

  • 【Study】住宅会社の決め方?
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    「どこに頼めばいいのか??」

    それが分からない人は多いでしょう。

    それを探してネットを調べたりしますが、

    どこも良い事しか書いてありません。

    なので判断は難しいと思います。

    ホームページなどを見て判断するには

    「一貫性が有るか??」という事が

    見極めになると思います。

    ホームページには二種類があります。

    一つは「なんでもできます」的なホームページで、

    よく見ると書いてあることが矛盾だらけという物です。

    「健康住宅」という商品が有るのに

    「お買い得商品」という物もある。

    そんな会社は危険でしょう。

    見学会とかモデルハウスとかに行ってみても

    そこには営業マンがいてしつこくしゃべってきます。

    ここでのポイントは

    「しゃべる事が理解できるか?できないか??」でしょう。

    大体は一方的にしゃべりますから

    何を言いたいのかが分かりません。

    そんな会社は危険です。また、

    その会社が何を目的に家を建てているのかが

    分かる質問が有ります。

    それは、なんでもいいので、それを指さして

    「なぜ、これを使っているのでしょうか??」

    と言ってみましょう。

    その答えに納得で来たらその会社はよく考えていると言えます。

    一番ダメなのがその質問に答えず、話題を変える営業マンです。

    「それはうちの標準です」とか「それはお客様のご要望で」

    とかはお話になりませんのでやめた方が良いでしょう。

    ちゃんとした理由を話してくれる会社は

    しっかりと家を考えていると言えます。

    仕事としての家かお客様にちゃんと提供する家かの違いです。

    基本的にあまりしゃべらない会社の方が信用できると思います。

    お客様の質問にしっかりと答える感じの方が良いでしょう。

    マシンガントークは質問が怖い証拠ですね。

    取り合えづ、信用できる会社を決める事が、

    家づくりのスタートだと言えます。

    雑誌に書いてあるように進むとハウスメーカーに引っ掛かります。

    資金計画から設計までできる会社は、

    土地探しも資金を考えて行いますから、失敗は無いです。

    土地も同じです。最終的に家を建てる事を考えますからね。

    売って終わりの会社とは大きく違ってきます。

    信用できる会社を探す事が第一だと言えるでしょう。

  • 【Study】子供との時間
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    親が子供と一緒に居られるのは18年ぐらいだと思います。

    大学や就職を地元でしてくれた場合は

    もう少し長くなるかもしれませんが

    子供として接する事ができる時期と考えれば

    やはり18年ぐらいだと思います。


    そう考えると「家」をどうするかが

    変わって来るのではないでしょうか?

    それこそ、子供が中学生とか高校生になってから

    家を建てた場合、本当に数年間だけ

    一緒に新居で暮らすって事になります。


    そう考えると、新居で一緒に暮らす期間で短いんですよね~

    なので、私は声を大にして言います

    「早くしないと、子供は出ていくよ!!」って。

    恐ろしい金額を投資して家は建ちます。

    そこには子供の事を考えて子供部屋もある。

    しかし、その部屋を数年しか使わない。

    なんともったいない投資なんでしょう!

    子供から見た場合も小さな頃の思い出は、

    住んでいた貸家の方にあり、

    新築の家は何だから他人の家みたいに

    感じている事でしょう。

    誕生日やクリスマスに正月などの

    思い出は昔の家にある訳ですから!!

    そう考えると早くした方が良いとなりませんか??

    「まだまだ、うちの子は小さいから」

    なんて言っていても「あっ!!」

    という間に時は過ぎていきます。

    誰のための家なのか??

    って事も考えた方が良いでしょう。

  • 【Study】家を建てる時期?
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    家をどのタイミングで建てるのか??

    今であれば「消費税率アップ前」

    というのが一つの目安になります。

    来年の3月までの契約で大きなラインがありまして、

    そこまでで契約した場合はその先に工事しても8%でいける。

    もう一つは来年の9月までの完成です。

    3月契約が出来なかった場合は、

    完成を9月までにすると8%でいける。

    タイミングはここになってきています。

    まあ、消費税でタイミングと取るとそうなります。

    他のタイミングは子供の成長が大きいですね。

    多くの人は「子供が小学校に上がる前に」というタイミングが多いです。

    そこを逃すと「中学校」になり「高校」になる。

    小学校になる前に建て終わるのが良いとなると

    逆算で行動予定を組めることにもなります。

    来年の3月末完成を目指すとなると、

    着工は今年の12月になります。

    12月に着工するとなると各申請の時間が

    1カ月は最低欲しい。となると設計の完了が10月末。

    設計の時間も1カ月は欲しいので、

    プランが決定するのが9月末でしょう。

    プランあれこれやショールーム見学など

    会社によって異なりますが3カ月ほど

    見た場合はプランヒアリングが6月くらい??

    プランを考えるとなると土地が決まらないとできません。

    土地決定も6月となる。

    土地の決定は人それぞれで時間は読めません。

    早い人で2カ月、長い人は2年とかです。

    早かった人だと今から動かないといけない。

    そうです。来年の3月に間に合わせる人で

    テンポ良く行って、スタートが今です。

    くどいようですがテンポ良く行った場合です。

    テンポ良く行くようにするためには色々と周りの人を

    味方につける必要があります。

    つまりは常日頃の行動が大きく影響をしてくると言う事です。

    よく言うお墓参りとかですね!!

    自分は、その人の行動を読んで予定表を作ります。

    ほとんど、外さないです。不思議な予定表です(笑)

  • 【Study】木は調湿する?
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    「木は調湿します」

    なんて言いますが本当なんでしょうか??

    「木の柾目で自然乾燥材は調湿する能力が高いです」

    という事で本当です。

    ただし木でも乾燥方法や板の切り出し方で

    能力は変わると言う事です。

    イメージの世界だからしょうがないといえば

    しょうがない。

    プロも素人もイメージで

    動く時代ですから。

    人工乾燥材の板目など

    ほとんど調湿できません。

    自分は偽物のすし桶を買いました。

    酢飯がべちゃべちゃになる。

    よく見ると板目の材料でした。

    調湿できません。

    調湿効果とかいろいろな材料で

    言われている事ですが、

    なかなか本物には出会えないと思います。

    よく使われる杉や桧材ですがこれに

    調湿させるのであれば難しい。

    自然乾燥で柾目の材を取る必要があります。

    樹齢も古くて直径も大きくないと難しい。

    そんな木があり、

    製材して自然乾燥したとしても、

    普通に買える金額では

    市場には出てこないと思います。

    板目材であれば安くで出来る。

    間伐材の20年生でも取れますからね!!

    調湿する材料となると色々な条件をそろえていく

    必要があると言う事です。

  • 【Study】リビングで何を??
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    「リビングは広い方が良いですね!!」

    ってのも建築の常識です。

    でも、実は今は変わってきてます。

    高気密高断熱の家になると、

    どの部屋も快適です。ですから

    暖かいリビングに人が集まる今の家とは

    全く違う行動をするように、

    家族はなっていきます。

    今住んでいる家はリビングだけが

    暖房が効いているのでみんなが集まっている

    場合も結構あります。

    これから建てる家の性能が高い場合、

    どこでも暖かい。

    するとどうでしょう。

    子供達も食事の

    後は自分の部屋に行ってしまいます。

    場合によっては子供がリビングにいるのは

    小学校までみたいな事もあります。

    そこから先はリビングは

    夫婦のものになるかもしれません。

    そう考えるとリビングを広くとること自体が

    もったいない気がしています。

    最近ではできるだけ小さくするように設計する事も増えました。

    そして家全体も小さくする。

    ですから今設計する家は

    30坪前後がほとんどになってきました。

    本当にコンパクトカー的な家です。

    乗り回しが楽でその上荷物も結構積める。

    しかも燃費も良いって感じですね。

    ミニバン的な家が少なくなってきているような気がします。

    リビングで何をするのか??って

    考えるとなかなか何もなかったりします。

    「友達が集まるから」とか言われますが

    「実際今の家にどれくらいの割合で来ていますか??」

    と聞くと実は思ったほど来ていない。

    中には今でもよく来る家もありますから

    それはそれで広く設計します。が、

    ほとんどは想像の世界って事も多いです。


    広い方が良いと言うのが常識のリビングですが、

    では一体何をするのか??

    そこをよく考えたほうが良いでしょうね??


    もちろん家族の団欒を最優先に考えて

    リビングに集いたいといったお考えも大切です。

  • 【Study】大手住宅メーカーがいい?
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    「大きい会社の方が安心だから、

    小さな工務店よりは良いと思う」

    なんていう人が居ます。

    まあ、ある意味間違えではないと思います

    大きな会社は小さな工務店よりは

    安定しているのかもしれません。が、

    大手でも倒産する事もありますから要注意です。

    大きな会社は家を量産する会社と言う事です。

    同じような家を大量生産する。

    皆が住んでいるから安心だともいえる。

    インスタントラーメンと同じですね!!

    田舎のラーメン屋に飛び込むよりは

    コンビニで買ったラーメンの方が安心できる(笑)

    それでいい人はそれで良いのでしょう。

    大きな会社は安心感を出すためにテレビCMとか

    をやってアピールします。

    建てた人がCMを見るたびに安心する訳です。

    莫大なCM料金は実は家を建てた

    お客様が負担しているんですけど、

    それはそれで安心料と言う事になるんでしょう。

    そんな安心感です。

    これも「イメージ戦略」といえます。

    特に何の保証もありません。

    勝手に安心しているだけの事です。

    CMソングを子供が歌うたびに安心する。

    理由はないです。

    最近の人はそんな安心感より、

    自分の支払うお金の対価を

    家に求めている人が多くなってきています。

    つまり、大量生産品には無い物って事ですね。

    大量生産品なのでオンリーワンの家は建たない。

    建てられるけど採算ベースに載せられませんからやりません。

    専用のカタログとかも作らないといけないし、

    CMも作るとなると年間の受注棟数から

    色々と設定をして計画を立てて行かないと

    ダメだといえます。

    オンリーワンであったものが大量生産になる。

    でも効率が悪いのでメーカーはやらない。

    もっと効率的に普通の人が喜ぶものを

    作った方がやりやすい。

    付加価値も分かりやすく太陽光とか

    床暖房とかの方が良い訳です。

    どのメーカーも同じような事をやる。

    そんな商品を売るには

    営業マンが大量に必要になる。

    そして建てる人は「営業マンが良かったから」って事

    で家を建てる。安心の法則です。

    家づくりの本質を理解する事が家づくりを成功させる

    大きなカギとなります。

  • 【Study】サッシの種類
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    家に付いている窓。

    実色々な種類があります。

    それを設計者が選んでいる。

    中にはお客様に選ばせている会社もある。

    恐ろしい事です。

    さて、一般的には「アルミサッシ」と言って

    アルミで出来ているのもが多いです。

    これには欠点があって熱伝導率が高すぎる。

    つまり、断熱の欠点になるって事ですね。

    だからアルミサッシにいくら高性能なガラスを使っても

    アルミ部分から熱が逃げて行く事になる。

    性能を改善したものはアルミに途中に

    熱を遮断する部材をはめ込んだサッシ。

    これは気休め程度のものですが断熱性能は上がります。

    が、それでも大きな断熱の穴になる。

    次が複合サッシと言って、

    耐久性が求められる外部はアルミで

    内部側が樹脂になっているものです。

    これもアルミを使っているので熱を伝えてしまいます。


    という事で高性能サッシは樹脂サッシと言う事になります。

    断熱性能を高める事=樹脂サッシとなるので

    サッシが何かで断熱性能は読める事になります。

    また、性能が良くなると価格も上がります。

    高性能=高価となる。

    窓の形状でも断熱性能は違ってくるので要注意です。

    最近見なくなった「出窓」これは断熱性能を上げる事が

    不可能な状態だった。

    よって最近では作ることが無くなってしまった。ほぼ絶滅です。

    どの形状のサッシを使うかで断熱性能が変わる。

    それは素人では難しい事です。この部分はプロが判断する事になる。

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