スタッフブログ

  • 【Study】家事動線の考え方!

    家事と育児に加えて、

    仕事もされている奥さんであれば、

    少しでも家事の負担を和らげたい・・

    という気持ちをお持ちだと思います。

     

    そして、家づくりをする上では、

    この家事にかかる負担を少しでも和らげるために、

    間取りや仕上げに工夫を凝らしていくのもまた、

    住宅会社が担うべき大切な役割です。

     

    しかし、それを実現するためには、

    お施主様となるあなたに、

    理解しておいていただきたいコトがいくつかあります。

     
    多くの方が、間取りを考える上で、

    必ずと言っていいほど、

    ある1つの固定概念に縛られてしまっています。


    “部屋は日当たりが良い方に配置する”

    というセオリーです。

     

    周辺環境や形といった土地が持つ条件に関係なく、

    このセオリーに従って家づくりを進めてしまった場合、

    日当たりの良し悪しに関係なく、

    なにかしらの問題や悩みを抱えることになるし、

    家事動線という点においてもまた、

    余計に手間がかかる間取りをつくりあげてしまうんですよね・・・

     
    家事動線をよくするために、

    “キッチンと洗面脱衣室を近くに配置して欲しい”

    というご要望を多くの方がお持ちだと思います。

     

    しかし、そのもう一歩先を見つめてみると、

    洗面脱衣室から洗濯干場までの距離は、

    決して近いというわけじゃないお家がほとんどではないでしょうか?

     

    もし、2階にある寝室のベランダまで

    干しに行かないといけないとしたら、

    おそらく最長の家事動線となっているのではないでしょうか?

     

    この原因は、先程お伝えさせていただいた

    “部屋は日当たりが良い方に配置する”

    という固定概念に縛られてしまっていることあります。

     

    全ての部屋を日当たりが良い方向に配置しようとすると、

    水回りは必然的に日当たりが悪い方向に配置せざるを得なくなります。

    でも、洗濯物を干す場所は、日当たりが良い場所がいい・・

     

    となると、必然的に、

    洗濯物を干しに行く動線が長くなってしまうというわけですね。

    一番北から一番南まで移動しないといけないわけですからね。

     

    しかも、日当たりを考慮すると、

    2階の方がよく当たるので、

    さらに階段まで上って干しに行くようになる・・・

    毎日毎日・・・

     

    今はまだ若いからなんとも思わないかもしれません。

    しかし、20年後、30年後はどうでしょうか?

    足腰が弱ったり、悪くなってしまったとしたらどうでしょうか?

     

    また、ヒートショックを最も起こしやすい場所は、

    お風呂や洗面脱衣なんですが、

    なのに、必ずと言っていいほど、

    一番寒くなる北側にそれらを配置するというのも、

    考えてみるとおかしいことだとは思いませんか?

     

    想像してみてください・・

     

    あなたは一体何時に寝室に寝るために行きますか?

    一体何時に起きていますか?

    一日のうち、寝る時間以外、

    どれだけの時間を寝室で過ごしますか?

     

    想像してみてください・・

     

    あなたのお子さんは、

    一体どれくらい自分の部屋を使っていますか?

    もし、自分の部屋で寝ているとしたら、

    一体何時に寝に行って、何時に起きていますか?

     

    思春期が来て、もし部屋で勉強するようになった時、

    直射日光が一日中入る続ける部屋で、

    集中して勉強出来るでしょうか?

     

    ですよね?

    これらの部屋は、決して一日中、

    日が当たっている必要なんてないですよね?

    一日を通して明るくさえあってくれればそれでいいですよね?

     

    であれば、日中も洗濯物を干しておくことが出来る

    洗面脱衣室が日当たりがいい方が、

    ずっと合理的だと思いませんか?

    花粉症に苦しむ方であればなおのことですよね?

     

    この間取りの工夫が出来れば、

    洗濯物を干しに行く家事動線も、

    ずいぶんと短く実現するコトが出来ます。

    そして、家事の手間をずいぶんとカットすることが出来ます。

     

    洗濯作業は、同じフロアで全てが完結出来れば、

    すいぶんと手間が楽になります。

    とはいえ、その工夫を間違えてしまうと、

    それはそれで別の問題が発生してしまいます。

  • 【Study】室内の開放感を出すためには!?

    リビングダイニングキッチンの開放感を

    よりアップさせようと、

    “出来るだけ天井を高くしたい”

    というご要望をお聞きすることがあります。

     

    通常、2m40cmとなる天井高を、

    15cm〜25cm高くしたり、

    あるいは、それ以上に高くして、

    構造梁をむき出しにした状態で

    天井高を設定するといった感じですね。

     

    確かに、少なからず天井を高くすることで、

    幾分、開放感はアップすることでしょう。

     

    しかし、たとえ天井を高くしたとしても、

    ただそれだけで、期待以上の開放感が出るのか?

    というと、案外そうでもない・・・

    というのが現実ではないでしょうか?

     
    では、その理由について、

    お伝えしていきたいと思います。

    理由その1:天井とドアと窓の高さが合っていないから

    たとえ天井の高さを高くしたとしても、

    室内のドアや、外に出られる大きな窓の高さを、

    天井高と同じ高さにしないと、

    ドアや窓の上に出来る壁の面積が、

    ただただ広がるだけとなり、

    空間の広がりというか、抜け感というものが全く出ません。

    それゆえ、むやみに天井を上げるよりも、

    室内のドアや、外に出られる大きな窓を

    天井の高さと合わせてやる方が、

    よっぽど開放感が出るようになるので、

    弊社では、天井の高さは一切上げずに、

    ドアと窓のサイズを標準的に天井の高さと合わせるようにしています。


    こうすることで、余分な線や凹凸が一切なくなり、

    室内空間が、とってもスッキリ見えるようになります。

    また、天井付近まで光が拡散してくれるようにもなるため、

    空間全体がムラなく明るくなるという効果もあるんですよね。

     

    どちらの方が、

    明るくて開放的な空間なのか?は、

    ご説明するまでもなく、一目瞭然ですよね??

     
    カーテンが常に閉まっているから

     いつもカーテンを閉めておかないといけないとしたら、

    それだけで開放感が大きく損なわれることになります。

    というのも、外の景色は一切見えないし、

    せっかくの光も遮断してしまうわけですからね。

    そして、結局、

    朝から電気をつけ続けないといけなくなるという

    残念な結果になってしまうんですよね。

     

    それゆえ、前回のブログでもお伝えしましたが、

    いかにカーテンをしなくていいように出来るか?

    ということも、意識しながら間取りを考える必要があります。


    こちらの住まいのように、

    リビングダイニングキッチンの窓に、

    カーテンを一切設置しなくていいとしたら、

    たくさんの光が外から入ってきます。

    そして、その光がリビングダイニング全体に拡散して広がります。

     

    また、カーテンがないことによって、

    中から外の景色や、空を眺めることが出来るようになり、

    より空間に広がりを感じることが出来ます。

    結果、開放的な空間が出来上がるというわけですね。

     
    開放感を出すために、無駄なコストを掛ける必要なんてないっ!

     
    この2つのルールさえしっかり守れていれば、

    むやみやたらに、

    リビングダイニングキッチンの床面積を広げなくても、

    また、わざわざコストアップしてまで天井を高くしなくても、

    圧倒的な開放感を感じることが出来る

    リビングダイニングキッチンにすることが出来ます。

     

    リビングダイニングキッチンは広くしたい・・

    そうお考えになるかもしれませんが、

    床面積を2帖広くすれば、

    それだけで家の価格は50万円〜60万円高くなるものです。

    4帖広くすれば、100万円〜120万円も高くなるものです。

     

    家という買い物の恐ろしいところは、

    この価格が高く感じなくなってしまうというところです・・・

    ですが、こういった負担の積み重ねが、

    あなたの後々の暮らしを脅かしていくという事実から

    決して目を背けないでください。

     

    ということで、より明るくて、

    より開放的な住まいをつくるために、

    無駄なコストは一切かける必要がない!

    ということを、しっかり覚えておいていただければと思います。

     

    無駄なお金を掛けることなく、

    住みやすく素敵なお家を手に入れてくださいねっ♪

  • 【Study】明るく開放的な家にするための2つ目の工夫

    誰しもが、太陽の光がたっぷり入ってきそうな方角には、

    大きな窓をつくりたいと思うものです。


    そして、実際家を建てる時には、

    より家が明るくなるようにと、

    太陽の光が期待出来る方角に、

    少しでも大きな窓を、少しでも多くつくられることでしょう。


    しかし、残念ながら、

    外から見た時、大きな窓がたくさんあって

    明るそうだなーと感じるお家のほとんどは、

    家の中は、そのイメージとは裏腹に、

    薄暗く閉鎖的な空間であるのが現実です・・・

     
    では、なぜそのようになってしまうのか?

    そして、その悲しい現実を回避する方法について、

    今回はお伝えしていきますね。

     
    この秘訣を知っておくことは、

    明るくて開放的なリビングダイニングキッチンを実現するために、

    欠かせないことなので、

    ぜひ参考にしていただければと思います。

     

    南側が開けている土地に家を建てる場合、

    南側には大きな窓をつくります。

    しかし、そのような土地は、

    外から家の中が丸見えになってしまうという

    問題を抱えることになってしまいます。

     

    それゆえ、その問題を解決すべく、

    丸見えとなる窓の全てにカーテンをつけます。

     
    しかも、レースカーテンで、

    その丸見えを完全に防ぐことが出来るなら、

    それほど家の中は暗くなりにくいのですが、

    現実は、光を通すレースカーテンだけでは、

    依然、家の中が丸見え状態となってしまうため、

    ドレープカーテンまで閉めてしまうことになります。

     

    また、太陽の直射日光が暑過ぎたり、

    眩し過ぎたりするため、

    ドレープカーテンどころか、

    窓のシャッターまで下ろしてしまっている家すらあります。

     

    こうなると、家の中に、

    太陽の光がほぼほぼ入ってこなくなってしまいます。

     

    そして、家の中が薄暗くなってしまい、

    結局家の中を明るくするために、

    朝からずっと電気をつけてないといけない

    家になってしまうというわけです。

     

    明るく開放的な家にはならない!

     
    ということで、

    明るく開放的なリビングダイニングキッチンにするためには、

    ずっとカーテンを閉めっぱなしにしておくような窓は、

    絶対につくらないようにしなければいけません。

     

    つまり、外から丸見えにならないような

    間取りのつくり方や窓のつくり方をしないといけない

    というわけですね。

     

    このような工夫が出来れば、

    窓から外を見たり感じたりすることが出来、

    結果、中と外がつながっているように感じるため、

    圧倒的な広がりを感じることが出来ます。

     

    また、家の中から窓を通して、

    空を眺めることが出来るようにもなるので、

    家の中に居ながら贅沢な気分で過ごすことも出来るようになります。

     

    なにより、一日を通して、

    光が安定的に室内に入ってくるため、

    安定した明るさを保ち続けることが出来るようになります。

     

    家の中に光をもたらすことは、

    窓が担う大切な役割の1つです。

    そして、家づくりで大切なことの1つが、

    この窓にしっかりと役割を果たしてもらうことです。

     

    この結果、安定的に明るくて、

    開放感溢れる住まいが出来上がります。

     

    ということで、

    外から見たら明るくて開放感があるように見えるのに、

    いざ、中に入ってみると、

    薄暗くて閉鎖的な家にならないようにするためにも、

    この真実について理解しておいていただければと思います。

  • 【Study】奥様のパートは増やすべき?

    パートで働く奥さんの収入が103万円以下の場合、

    奥さんはご主人の扶養に入れるため、

    ご主人が38万円の配偶者控除を

    受けることが出来るようになります。

     
    あるいは、収入が103万円を超えても、

    141万円未満であった場合、

    配偶者特別控除が適用になり、

    配偶者控除と同様に、

    ご主人は38万円の所得控除を受けることが出来ます。

     

    その結果、例えば、ご主人の所得税の税率が5%の場合、

    年間で19,000円の所得税と、

    一律で税率10%となる住民税が年間で38,000円を合わせた

    計57,000円の税金を抑えることが出来るようになります。

     

    そして、すでにご存知であると思いますが、

    この制度が今年変更となりました。

    変更内容としては、

    所得控除の対象になる収入枠が、

    配偶者控除の場合、103万円が150万円に拡充となり、

    配偶者特別控除の場合、

    141万円が201.6万円まで拡充となったわけですが、

    あなたは、奥さんが、

    この範囲内でおさまるようセーブして働くのと、

    この範囲を超えてガッツリ働くのと、

    果たしてどちらの方がいいとお考えでしょうか??

    お金のコトは長い目で考えることが大切です。

    例えば、奥さんの収入が201.6万円を超えてしまった場合、

    奥さんはご主人の扶養から

    外れなくてはいけなくなってしまいます。

     
    そして、その結果、

    ご主人は、先程算出した所得税と住民税を合わせた

    57,000円の税負担が増えることになります。


    また、奥さんは、

    自分自身で、健康保険や年金といった

    社会保険料を負担しなくてはいけなくなってしまいます。


    つまり、短期的な視点で見ると、

    確実に負担は上がってしまうことになります。


    しかし、たとえご主人の税負担が上がり、

    奥さんの社会保険負担が上がったとしても、

    もし、奥さんが勤務先で厚生年金に加入出来るとしたら、

    比較的少ない負担で、

    奥さんも将来老齢厚生年金という

    老齢基礎年金に上乗せされた年金を

    受け取ることが出来るようになります。

     
    また、勤務先の健康保険に加入出来れば、

    勤務中に長患いしたとしても、

    健康保険からおよそ月給の3分の2が、

    傷病手当金として支給されることにもなります。


    つまり、多少の負担は増えますが、

    セーフティーネットが手厚くなるため、

    長期的視点で見ると、

    負担以上のメリットがあるというわけなんですよね。

     
    65歳以上を老後として捉えるとしたら、

    夫婦2人で必要となる最低生活費は、

    約22.5万円であると言われています。

     
    そして、この費用の中には、

    家賃や住宅ローンといった住居費や、

    趣味や旅行といったゆとり費は含まれいないため、

    豊かに暮らそうと思えば、

    もっともっと費用がかかると言われています。


    それに対し、支給される年金は、

    40年間まじめに勤め上げてきた人で毎月約15.5万円であり、

    扶養に入っていた奥さんで約6.5万円であると言われています。

    つまり、2人合わせても支給される年金は、

    実は、最低生活費にも満たないわけです。


    それゆえ、老後に向けて、

    若いうちからしっかり貯蓄していくためにも、

    そして、老後の年金収入をもっと増やすためにも、

    この控除枠を超えてでも、

    しっかりと働くようにしていただいた方が、

    いいというわけなんですよね。

     
    別の節税方法を知ることで負担を軽減する!


    そして、夫婦2人でガッツリ働きつつ、

    子供の教育資金や、自分たちの老後資金に

    しっかりお金を残していくためにも、

    知っておいていただきたいことが、

    いかに税金を安く抑えるかということです。

     
    そのためには、

    国が推奨している個人型確定拠出年金iDeCoや、

    医療費控除の中身について、

    しっかり理解しておくことが必要不可欠です。


    こららについて、ここでは詳しくは述べませんが、

    これらの制度について、

    知っているか知っていないかで、

    手元に残っていくお金が大きく違ってくるものです。


    例えば、iDeCoを知らず、

    それに掛けるべき費用を家づくりに回してしまったとしたら、

    知っていた人との老後資金は、

    夫婦合わせて1500万円〜2000万円ほど

    違ってきてしまうかもしれません。

     

    あるいは、夫婦2人でガッツリ働いて

    収入が高いとしたら、

    より多くの住宅ローンが組めるようになるため、

    家づくりの予算を不用意に上げられてしまい、

    2000万円どころか3000万円以上、

    手元に残るお金が違ってくる可能性だって充分考えられます。

     

    ですから、短期的な視点だけで捉えてしまい、

    間違った方向に進んで後から後悔しないようにするためにも、

    家づくりもお金のことも、

    長期的な視点をもって考えるようにしていただければと思います。

     

    自分自身とあなたのご家族を、

    一生守っていくためにも、

    しっかりと正しい知識を身につけてくださいね!

  • 【Study】家賃よりローン金額を上げるべき?

    例えば、リビングが何帖欲しいとか、

    子供部屋が何室欲しいとか、

    通り抜け出来る動線にして欲しいとか、

    収納を出来るだけたくさんつくって欲しい、

    というような要望を、

    誰しもがそれぞれにお持ちであると思います。

     

    そして、せっかく家を建てるんだから、

    その要望を全て叶えた家にしたい・・

    と願っていることと思います。

     

    しかし、家のプランというのは、

    ただ単に、そういった要望だけから出来上がるものではなく、

    環境(敷地条件)に大きく左右されるものですし、

    また、予算という要望にも大きく左右されるものです。

     

    そして、弊社では、

    要望の中でも“予算”を最も優先して考えるようにしています。


     

    それゆえ、弊社では、

    まずは、予算いう最優先要望を、

    キッチリと決める所から、

    家づくりをスタートしていただくようにしているわけですが、

    あなたはご自身の予算についてどのようにお考えでしょうか?


     
    家賃プラス2〜3万円という当たり前は、

    本当に受け入れていい常識なのか?

     

    8-9万円前後の家賃が多い神戸では、

    今の家賃に2〜3万円プラスした

    10〜12万円ぐらいの返済金額で家づくりをしている方が多いとか、

    それぐらいの返済金額で家づくりをするのが当たり前だと

    住宅会社から言われました、という話をよくお聞きします。

     

    多くのご家庭が共働きであることから、

    もちろん、その返済金額は全く無理がないでしょうし、

    ライフシュミレーションをしても、

    少々家にお金を掛け過ぎても問題ないように映るため、

    多くの方が、その言葉を鵜呑みにして、

    家づくりを進めてしまっています。

     

    しかしながら、家づくりをする上で、

    よく理解しておかないといけないコトは、

    30年以上ものものすごい長期間に渡って、

    多額の借金を背負うようになるということ、

    子供の成長に吊れて、どんどん出費が増えていくということ、

    税金も物価も今後どんどん上がっていくということ、

    そしてなにより、自分たちがいつまでも、

    今と同じ状況で居られる保障なんてないということです。

     

    もし、自分が病気になってしまえば、

    思うように働けなくなってしまうかもしれないし、

    もし、親が介護が必要になってしまったとしたら、

    思うように働けなくなってしまうか、

    あるいは施設にあずけるなら、

    その費用が必要になってしまうかもしれないということですね。

     

    また、少子高齢化が進むことにより、

    間違いなく、年金の受給金額は減ることになるでしょうし、

    受給年齢だって、今よりも遅くなる可能性だって考えられます。

     

    それゆえ、生涯お金に困ることなく、

    ずっと豊かに暮らし続けていただくためにも、

    もしもの時のことと老後のことまで考えた上で、

    家づくりの予算設定を行っているというわけです。

     
    家づくりでは負担を上げるべきではない!

     
    もし、あなたの家賃が8万円であるならば、

    あなたは8-9万円の範囲内で住宅ローンの返済額を設定すべきです。

    そして、その返済設定から逆算して出た予算内で、

    家づくりを行うようにすべきです。

     

    そして、かさ上げされようとしていた

    その3万円という費用を、

    先のことを見据えた大切なコトに使うようにすべきです。

     

    個人的にオススメさせていただいているのは、

    iDeCoという個人型確定拠出年金と、

    つみたてNISAという小額でコツコツと行っていく投資信託です。

     

    iDeCoは、年金なので、

    60歳を過ぎるまで掛けたお金を引出すことが出来ないのですが、

    掛けたお金が毎月所得控除になるというメリットと、

    掛金の運用を自分で選択することが出来るのですが、

    運用によって増えてお金に、

    通常約20%かかる税金が掛からないというメリットがあります。

     

    そして、つみたてNISAは、

    毎年40万円以内であれば、

    20年に渡って投資信託に積み立てたお金が増えたとしても、

    通常約20%かかる税金がかからないというメリットがあります。

     

    分かりやすく言うと、

    40万円×20年=800万円の範囲内なら、

    もしそのお金が1000万円に増え、

    1000ー800=200万円の運用益が出たとしても、

    通常、税金として取られる約40万円が

    一切取られないというわけですね。

     

    それゆえ、国も推奨している

    この2つの制度をご理解いただき、

    生命保険や定期預金などに偏り過ぎることなく、

    積極的に取り組んでいただき、

    手堅く運用していただきたいと思っています。

     

    もちろん、老後もずっと、

    確実に豊かに暮らし続けていただくためにです!

     

    例えば、あなたが30歳の共働きのご夫婦だとしたら、

    ご主人には、iDeCoに毎月1万円、

    つみたてNISAに毎月1万円加入していただき、

    奥さんにも、iDeCoに毎月5,000円、

    つみたてNISAに毎月5,000円加入していただいたとしましょう。

     

    となると、収入にもよりますが、

    ご主人は年間で12万円所得控除が増えることになり、

    もし所得税の税率が5%だとしたら、

    年間6,000円所得税を安くすることが出来ます。

     

    また、10%かかる住民税を、

    年間12,000円安くすることが出来ます。

    そして、住民税が安くなれば、

    保育料もそれに連動して安くなりますよね?

     

    奥さんも、年間で6万円の所得控除が増えるようになるので、

    同じように所得税率が5%だとたら、

    年間3,000円所得税が安くなり、

    年間6,000円住民税が安くなることになります。

     

    簡易的ではありますが、

    もしこれを30年間ずっと続けることが出来たとしたら、

    (6,000+12,000+3,000+6,000円)×30年=81万円も、

    節税をすることが出来るというわけなので、

    ぜひ、積極的にすべき制度だと思いませんか?

     

    運用益については、

    個人差があるので、ここでは言及しませんが、

    それでも、増えた分に対して税金がかからないわけなので、

    リスクを必要以上に恐れてネガティブに考えるのではなく、

    iDeCoにせよ、つみたてNISAにせよ、

    ぜひぜひ前向きに取り組んでいただけたらと思います。

     

    もし、あなたが、

    これから先ずっと豊かに暮らしていけるような

    予算で家づくりをしたいとお考えなら、

    一度弊社にお越しください。

     

    住宅ローンやこういった制度についてなどの

    話も交えさせていただきながら

    あなたにマッチした予算計画を立てつつ、

    その予算内で買える土地と、

    その予算内で建てられる最高にお洒落で住みやすい家を

    ご提案させていただきますから♪

  • 【Study】収納をたくさんつくらない!

    収納はたくさんあればあるほどいい”

    確かに、少ないよりは多い方がいいのかもしれません。

     
    しかし、収納を多くすればするほど、

    家の面積も大きくなってしまい、

    それに伴って家の価格も高くなることから、

    収納づくりもコストとのバランスを考えなければいけません。

     

    また、平面図だけを眺めた状態で収納を考えてしまうと、

    どうしても収納が少ないと感じてしまうため、

    床面積を増やしてしまいがちなのですが、

    床面積が増えてしまうと、

    家の価格が高くなってしまうだけじゃなく、

    家の中にモノがどんどん増えていってしまうことになります。

    単純に、モノを置くことが出来るスペースが増えるからです。

     

    それゆえ、家づくりそのもののコストを抑えるためにも、

    そして、これから先の無駄な出費を

    不用意に増やしてしまわないためにも、

    収納のつくり方についても、

    正しい知識を持っていただく必要があるんですよね。

     

    収納づくりで知っておくべき2つのコトについて、

    お伝えしていきたいと思います。

     
    ただ収納をつくればいいわけではない!

     

    まず、1つ目にご理解いただきたいことが、

    ただ単に、収納をつくればいい

    というわけではないということです。

     

    例えば、1階の収納不足を防ごうと、

    階段下を有効に使ったり、

    あるいは取れるスペースさえあるならば、

    1階に細かくたくさんの収納を作ろうとしますが、

    これって本当に使いやすい収納なのでしょうか?

    収納したものを管理しやすいのでしょうか?

     

    想像してみてください・・・

    生活の拠点となるリビングダイニングでよく使うものを。

    リビングダイニングに置いてしまいそうなものを。

     

    手紙、書類、薬、道具、生活用品など、

    細かいものがたくさんあるのではないでしょうか?

     

    もし、たくさん収納をつくってしまったとしたら、

    そういった細かいものを、あちこちに置いてしまい、

    どこになにを置いてしまったのかを忘れてしまったり・・・

    それが見つからないから、

    あるのにまた同じモノを買ってしまったり・・・

    そして、また細かいモノが増え、

    余計に収納の中がゴチャゴチャしてしまったり・・・

    収納に収まりきらないモノが、

    リビングダイニングに溢れることになり、

    それを置くための収納家具を、

    買わざるを得なくなってしまったり・・・

    という悪循環を招いてしまうのではないでしょうか?

     

    また、奥行きが深い収納ばかりをつくってしまったとしたら、

    奥に置いたものも分からなくなってしまうのではないでしょうか?

    モノを置くことが出来てしまう手前に、

    適当にモノをどんどん置いてしまうからです。

     

    そして、奥に置いてあるモノが

    取り出しにくくなるのはもちろんのこと、

    奥にあるモノをスッカリ忘れてしまうことで、

    無駄な出費と、収納の中のゴチャゴチャと、

    家の散らかりという悪循環を招くことになるんですよね。

     

    人は、複雑になればなるほど、

    記憶出来なくなってしまうし、

    管理出来なくなってしまうものです。

     

    それゆえ、断捨離という言葉があるように、

    出来るだけモノの分量を減らさなければいけないし、

    同時に、不用意に増やさないようにもしないといけません。

     

    そして、そのためには、

    ただ単に収納をたくさんつくるのではなく、

    必要な場所に、管理しやすい収納をつくること

    が非常に大切になってくるんですよね。

     

    続いて、知っておいていただきたいことが、

    通り抜け動線についてです。

     

    帰ってきたら、リビングを通らなくても、

    そのままパントリーに行ける動線だったり、

    家族用玄関と来客用玄関を分けたりする動線ですね。

     

    収納は、床面積で考えるのではなく、

    壁面積で考えるようにしなければいけません。

     

    2m40cmという天井までの高さを

    どれだけ有効に使うことが出来るのか?

    が大切であるということです。

     

    床面積だけで収納を考えてしまうと、

    とてもじゃないけど、

    収納が足りないような気しか、しなくなります。

     

    そして、その結果、

    どんどん床面積を広げることになり、

    どんどん家の価格が高くなっていってしまいます。

     

    一方で、壁面積で収納を考えることが出来れば、

    つまり立体的に収納を想像することが出来れば、

    収納の中に壁がしっかり確保出来たら、

    わずかな床面積でも、相当な収納力があることを

    ご理解いただけると思います。

     

    ということで、

    無駄に家の価格を押し上げてしまわないためにも、

    また、その割に使いにくく、

    片付けにくい家になってしまわないためにも、

    この2つの収納のつくり方の基礎知識を

    しっかり覚えておいていただければと思います。

  • 【Study】いい家の価格を最小限に抑えるためには!

    家の価格は、家の大きさに最も左右されます。

    ましてや平屋ともなれば、

    2階建てに比べて坪単価が高くなってしまうことから、

    いい家をより安く建てるためには、

    いかに家をコンパクトに出来るのか?が、

    最も重要なポイントとなってきます。

     

    もちろん、家の中で感じられる開放感や住み心地、

    家の使いやすさなどを一切損なうことなく、です。

     

    そして、それを実現するためには、

    理由もなく受け入れてしまっている

    家の中で無駄だったり不必要であると考えられる要素を、

    最大限にカットしていく工夫をしなければいけません。

    少し前の分ブログでお伝えさえていただいた

    「廊下」のような・・

     
    では、今回は、

    無くしたとしても、あなたの暮らしに、

    ほぼ間違いなく支障をきたすことがないであろう

    要素について、1つ1つお伝えしていければと思います。

     子供部屋って6帖も必要?


    「子供部屋=2階」という考え方に並んで、

    ほとんどの方が、知らず知らずの間に、

    “こうだ!”とスッカリ思い込んでしまっているコトが、

    子供部屋の広さです。

    「子供部屋=6帖」という当たり前ですね。

     

    しかし、子供部屋って本当に6帖も必要なのでしょうか?

     

    というのも、6帖という広さの部屋は、

    壁の内側の寸法が3.51m×2.6mなのですが、

    この寸法の中に、仮に幅90cmのシングルベッドと

    同じく幅90cmの学習机を置いたとしても、

    それでも1.5帖〜2帖ほど余白が出来るからです。

     

    もちろん、どんな部屋であろうと、

    少しでも広く、少しでもゆとりがある方がいい

    というのはよく分かります。

     

    しかし、もし1.5帖部屋の広さが違うだけで、

    家の価格が45万円も違ってくるとしたら?

    もし2帖部屋の広さが違うだけで、

    家の価格が60万円も違ってくるとしたら?

    そして、その部屋が2つあるとしたら?

     

    しかも、あなたが家を建ててから

    今後50年〜60年暮らしていく中で、

    子供たちが自分たちの部屋をフルで使う期間というのは、

    わずか5年〜6年ぐらいしかないのではないでしょうか?

     

    中学校に進学したぐらいから、

    高校を卒業するまでの間の・・

    そして、出て行った後は、

    空き部屋か収納になるのが関の山ではないでしょうか?

     

    であれば、そこに費やすコストを

    カットするという選択肢があってもいいですよね?

    その分、予算を圧縮することが出来るわけですからね。

     
    ただ寝るだけの寝室も10帖も必要??

     
    また、寝室も広いに越したことはないものの、

    果たして、8帖や10帖もの広さが

    本当に必要なのでしょうか?

     

    仮に、ダブルベッドを2つ並べたとして、

    考えていってみますね。

    一般的なダブルベッドの寸法は1.4m×2mなので、

    これを2つ並べたとしたら、

    ベッドを置くために必要な寸法は、

    2.8m×2mということになります。

     

    となると、

    3.51m×2.6mの6帖という広さがあれば、

    2つのダブルベッドを充分置くことが出来ますよね?

    (この場合、ベッドの向きは変えられなくなりますが、

    シングルとダブルならベッドの向きも変えられます)

     

    というのも、現在は、

    大きなウォークインクローゼットを寝室の隣か、

    あるいは近くに作るのが当たり前になってきているため、

    荷物は、全てその中に片付ければいいわけですし、

    昔のように婚礼タンスを持ち込むこともなければ、

    寝室にドレッサーを置くこともないため、

    寝室に置くものは、基本的にベッドぐらいだからです。

     

    私もそうですが、

    多くの方にとって寝室は、

    文字通りただ寝るだけの部屋ではないでしょうか?

     

    せっかく広々したリビングダイニングをつくるわけなので、

    寝る時間以外の全ての時間は、

    リビングダイニングでずっと過ごすわけですもんね?

     

    であれば、このスペースも、

    2帖〜4帖カットしてもいいという

    選択肢をもってもいいわけですよね?

    60万円〜120万円ものコストを

    カット出来るという選択肢を、です。

     
    床が余れば、そこにモノを置いてしまうという問題・・・

     

    床を増やせば増やすほど、

    家の価格はどんどん高くなっていってしまうわけですが、

    それだけじゃなく、

    床面積をむやみやたらと増やしてしまうと、

    それはそれでまた別の問題が発生します。

     

    というのも、余った床スペースが出来れば、

    必ずと言っていいほど、

    そこになにかを置いてしまうという問題です。

     

    そこになにかを置くとなれば、

    そもそもそのモノを買うために出費をしてしまいます。

    また、もしそのモノが収納家具であった場合、

    その収納の中に収納するモノも、

    余分に買ってしまうことになるかもしれません。

     

    例えば、子供部屋であれば、

    余ったスペースがあれば、

    そこにソファーやテーブルなどを置きたくなるかもしれません。

    なかなか手痛い出費ですよね?

     

    快適な環境を作り過ぎると、

    部屋に閉じこもってしまう要因にもなりかねないですしね。

     

    また、例えば、リビングダイニングを広くした場合、

    余白が出来るのは、

    決まってダイニングテーブルとソファーの間のスペースです。

     

    ここに余白が出来ると、

    恰好の子供たちの荷物置き場となります。

    そして、気がついたら、

    ランドセルやら勉強道具やら習い事道具やらが

    無造作に置かれ放しになってしまい、

    雑然とした散らかり放題の家になってしまいます。

     

    以上のような理由から、

    子供部屋や寝室はもちろんのこと、

    たとえ、なるだけ広くしたいと

    お考えのリビングダイニングといえど、

    やたらと部屋を広くするのではなく、

    使いやすくちょうどいい広さで

    設計することが大切になってきます。

     

    むやみやたらと広くしてしまうと、

    コストがアップするだけじゃなく、

    今後の生活の出費までも増やす要因になりかねないし、

    余計に掃除や片付けの手間のかかる家に

    なってしまうかもしれません。

     

    ということで、

    いい家を安く建てられるようにするためにも、

    なんでもかんでも広くするのではなく、

    本当にそれが必要なのか不必要なのかを、

    夫婦で話し合っていただき、

    要らないかもしれないものを、

    最大限にカットしていってくださいね。

     

    その結果、間違いなく、

    知らない間に家づくりに掛けてしまっている無駄なコストや

    家づくりに付随して掛かってしまう余分なコストを、

    大幅にカットすることが出来ますから!

  • 【Study】平屋と土地の大きさの関係!

    一般的に、平屋には、

    「価格が高くなる」というイメージと、

    「土地がかなり広く必要である」

    というイメージがあります。

     

    しかし、予想通り、

    平屋は価格が高くなるのか?というと、

    現実はそうではないですし、

    土地にしても、思っているよりも

    遥かに小さな面積で平屋を建てることが出来ます。

     例えば、多くの方が平屋を建てるとなると、

    「最低でも100坪は土地が必要なんじゃないか?」

    という思い込みをお持ちになられていますが、


    実際は、60坪あれば、

    4人家族の場合、その広さを持て余すぐらい

    大きな平屋を建てることが出来ます。

     

    50坪という広さの土地でも

    4人家族で住むには充分な広さの平屋を建てることが出来るし、

    車だって、2台はもちろん、

    3台とめることも出来たりします。

    (この場合、1台は軽自動車になると思いますが)


    しかしながら、あなたのみならず、

    不動産屋さんも住宅会社もみんな、

    「家=2階建てありき」を常識として考えてしまっているため、

    50坪という土地面積には、

    当たり前のように2階建て住宅を建ててしまいます。

     
    周りに建っている家も、2階建てばかりですし、

    2階建ての中にボツンと平屋を建ててしまった場合、

    どうしても、日当たりや明るさに不安も残りますしね。

     
    そして、もしあなたが平屋を希望されているとしたら、

    50坪や60坪といった土地ではなく、

    100坪前後もある広大な土地を

    オススメされることになってしまいます。


    しかし、その結果、

    なにもかもがコストアップしてしまう・・・

    ことになります。


    まず、土地を余分に買ってしまった分、

    土地の取得費用に不必要なコストを、

    かけてしまうことになります。

     
    もし、55坪あれば充分な家が建つにもかかわらず、

    100坪もの土地を買うことになってしまったとなれば、

    その土地の坪単価が20万円だとしたら、

    20万円×45坪=900万円も余分にかかることになるというわけですね。

     

    また、外構工事費用だって、

    広く買ってしまった分、余分にかかることになります。

    周囲の塀の長さも長くなれば、

    整地したり、コンクリートを打ったりする面積が増えるからです。

     

    さらに、毎年支払わなければならない、

    固定資産税だって無駄に高くなってしまいます。

    しかも、60坪を超える土地に関しては、

    60坪以下の土地の2倍の税金がかかることになるので、

    思っているより高額な税金を、

    毎年納めないといけなくなってしまいます。

     

    そして、なにより大変なのは、

    これから一生涯し続けていかなくてはいけない

    庭の維持管理です。

     

    若いうちは、身体も元気なので、

    それぐらい大丈夫だろうと安易に考えてしまうかもしれません。

    また、広い庭で、

    ゆったりと子供たちを遊ばせてやりたいという気持ちや、

    買い足すことが出来ないため、

    買えるだけ買っておきたいという気持ちもあることでしょう。

     
    しかしながら、やがて歳をとり、

    足腰が弱ってしまったとしたら、

    2階の上がり下りと並んで大変なことが

    この庭の維持管理の手入れです。

     
    それゆえ、コスト面だけじゃなく、

    将来的なことまでも考えていくとなれば、

    無駄に広い土地は絶対に買う必要がないというわけなんですよね。

     

    これが、2つ目の土地首取得費用を、

    最大限にカットするために秘訣です。

     

    結論を申し上げますと、

    土地探しや土地選びは、

    不動産屋さんと一緒の行うのではなく、

    この2つを踏まえながら、

    住宅会社と一緒に行った方がいいでしょう。

     

    そして、そのためには、

    まずは無理のない資金計画を行い、

    自分たちの土地予算を明確に出すこと、

    そして、土地探をする前に、

    住宅会社を決めるようにしていただくことが必要不可欠です。

     

    ということで、土地に無駄に余分なコストを

    掛け過ぎてしまわないようにするためにも、

    この2つの知識を覚えておいていただければと思います。

  • 【Study】日当たりが悪い土地は、暗い家しか建てられない?

    北、東、西に道路が接している土地の多くは、

    なんだか日当たりが悪そうな気がしてしまいます。

    (特に、北道路の土地はそう感じませんか?)

     というのも、その土地のすぐ南には、

    光を妨げる家が、すでに建っていたり、

    あるいは、今は建ってなくとも、

    いずれ建つとなると、

    光が入らなくなってしまいそうだからです。

    また、家が密集して建つ分譲地となると、

    南だけじゃなく、東や西にも隣の家が建つことになるため、

    余計に光が入らない暗い家になってしまいそうな気がします。

     
    それゆえ、たとえ値段設定が割安でなされていたとしても、

    多くの方が率先して選ぼうとはしないでしょう。

     
    しかし、そういった土地は、

    予想通り、明るい家を建てることは難しいのでしょうか?

    全ての家が暗くなってしまうのでしょうか?


    もちろん、北道路の場合は、

    北側に駐車場をつくり、

    南に家を寄せて家を建てることになるため、


    一番南にリビングを配置し、

    その南面に大きな窓をつくるような間取りにしてしまうと、

    予想通り光が入らない薄暗い家になってしまうことでしょう。

    隣の家との距離が充分に取れないからですね。


    また、それを補うため、

    東や西にも大きな窓をたくさんつくってしまうのですが、

    そうなると、今度は周囲からの視線が、

    余計に気になるようになるため、

    結局カーテンをずっと閉めっぱなしにしてしまい、

    光を遮断してしまいます。

     
    つまり、ハウスメーカーさんが建てている家のような

    間取りで家を建ててしまうと、

    予想通り、非常に住み心地の悪い家になってしまう・・

    ということですね。

     
    ですから、このような住宅が密集している土地で、

    家を建てる場合は、

    光の採り入れ方を工夫しなければいけなんですよね。

     
    例えば、一般的には、

    どんな土地であろうとも、

    リビングを敷地の一番南に配置しようとします。


    しかし、少し柔軟に考えて、

    リビングを一番北に配置してみるという選択肢を持ってみると、

    見違えるぐらい格段に明るさが増すことになります。

     

    なぜなら、この場合、

    リビングの南側に中庭をつくり、

    そこから太陽の光をたっぷり採り込むからです。

     

    家の真ん中で、光を採る空間をつくれば、

    南、東、西、に建っている隣家から、

    ずいぶんと距離を取ることが出来るようになり、

    どの方向からも、

    たっぷりと太陽の光が入ってくることになります。

     

    また、中庭をつくれば、

    直射光だけじゃなく、

    中庭の壁に反射した間接的な光までもが、

    家の中に入ってくることになります。

     

    そして、その結果、

    一日中電気をつけなくても、

    自然の光だけで明るい家が出来上がります。

     

    おまけに、周囲からの視線も気にならないようになるので、

    居心地も抜群にいいですし、

    外や空が家の中から眺められるので、

    とっても贅沢な気分も味わえますし、

    間取りも非常に分かりにくくなるため、

    防犯性も格段にアップすることになりますしね。

     
    しかも、外に向かって窓が少ない家にすれば、

    防犯性に加えて、家のデザイン性も自ずと高くなります。

    となると、塀や目隠しといった余分な外構工事を

    全てカットすることが出来るようになります。

     

    また、この考え方を持つことが出来れば、

    家の日当たりや明るさが、

    土地が持つ条件に左右されないようになります。

     

    つまり、日当たりが良いであろう、

    最も高く価格設定された土地を、

    わざわざ購入する必要がなくなるというわけなんですよね。

     

    しかも、日当たりに難がありそうな土地は、

    不動産屋さんからしても、売りにくい土地でもあるため、

    南道路では、まずありえないであろう、

    価格交渉をする余地すら出てくるかもしれません。

     

    ということで、

    土地取得コストを出来る限りカット出来るようになるためにも、

    まずは、この知識を覚えておいていただければと思います。

  • 【Study】「頑張らなくても片付く家」を作るための秘訣 クローゼット編 ④引き出し収納ケース

    すべてをハンガーに吊るすのは、

    スペース的に無駄が多い!


    という事で、次に頭に浮かぶ服の収納法の選択肢は、

    「プラスチック引き出し収納」です。

     
    今回からは、

    具体的な収納方法についてお話していきます。

    今日は定番「プラスチック引き出し」の

    メリットデメリットについて。


    ✔️プラスチック引き出しのメリット


    価格が安いし、どんどん増やせるので人気です。

    サイズも豊富なので、

    空いたスキマにピッタリのアイテムが見つかれば、

    つい買いたくなってしまう事も。


    最近は上部で開け閉めがスムーズなものや、

    大きく引き出しても手前に倒れないストッパー付きのものもあり、

    とても進化していますよね(^^♪


    ✔️プラスチック引き出しのデメリット


    しかし、そのお手軽さが、

    逆にデメリットを生む事もあります。


    収納スペースに、ぴっちりはめ込まれたケースは圧巻で、

    「素敵な計画された収納」のように見えるので、

    ついやりたくなりますが

    問題は、その引き出しの使い方です。

     

    その1:どこに何が入っているかがあいまい・・・

     

    収納ケースに明確な「役割」がついていないと、

    ついつい中身があいまいになりがちです。

    何年も開けていないケースや、中身がスカスカのケース、

    なんかわからないけど、

    いろいろ入っているケースなどが存在していたら要注意!


    その2:体に負担がかかる場所に引き出しがある・・・

     
    クローゼットに置く場合、

    どうしても引き出しを床に積み上げるようになりますから、

    出し入れの時に、いちいち「しゃがむ」「深くかがむ」

    という行動を伴うのも、

    めんどくさい・・と思う一つの原因と感じています。

    しかも、手前に何かモノを置いたりしたら、もうアウトです。

     

    その3:収納扉との相性が悪い

     

    ケースを置く場所と、収納の扉の関係も重要です。

    よくあるタイプのクローゼット「折り戸」は、

    引き出し収納が両サイドの端までは置けません。

    折り戸の厚みがあるからです。

     

    押し入れなどの引き戸の場合も、

    ケースの配置には注意が必要です。

    そもそも、押し入れ用の奥行の深い収納ケースは、

    日常使いには向いていません。

    シーズンオフのものを保管するためのものと、

    割り切って使う事をオススメします。

     

    ✔️プラスチック引き出しのデメリットを克服する2つのポイント

     

    その1:「ラベリングをする」

     

    ラベリングをすることで、

    「探しやすくなる」というメリットのほかに

    「他のモノが混ざりにくくなり、きれいを維持できる。」

    「何を持っているか常に把握できて頭の中がスッキリする」

    などの、地味ですがスゴイ効果があります。

     

    たかがラベリング、されどラベリングです。

    やっていないなら、ぜひお試しください。

    あなた以外の家族もモノの場所が把握出来るので、

    お手伝いもしやすくなりますよ(^^♪

     

    その2:「入れるものに合わせた深さ・奥行き、

    引き出しの位置の高さ」を厳密に考える

     

    「何をその場所に置きたいか?」を考えてから、

    それに適したケースの寸法を決めて買う。

    これが本来の収納プランニングです。

    先にケースを買って、

    「これには何を入れようかな」と考える逆のパターンでは

    本当の意味で使いやすい収納の仕組みを整えるのは難しい・・・

    という事を、少し頭に入れておいてもらえればと思います。

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