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【Study】窓の考え方

  • 【Study】窓の考え方

窓をどう考えるか??

それは住宅の設計上では大きな問題になって行きます。

一般的にお客様にどんな窓が良いのかを聞くと、

「広い窓が良い」

という答えが返ってきます。

光と風が入りやすいと考えられるからでしょう。

それで家中を広い窓にするとした場合に、

全く別な問題が発生します。

耐震性能と断熱性能の問題です。

耐震性のは窓がある部分には耐力壁が作れないという事で、

窓だらけの家は耐震的には強くない家になるという事です。

ですから、窓は耐力壁を配置した以外の部分に作るというのが

耐震性を考えての設計になる。

また、窓が大きいと断熱性能も落ちるという事になります。

ガラスの性能を上げても断熱材の性能以上にはなりません。

よって大きな窓だらけだと冬は寒いし、

夏は暑いという事になります。

最近は国も住宅の断熱性能を上げる事に力を入れてきています。

よって窓は小さく設計するのが今の住宅の考え方になる。

よって設計者の判断によって窓は選定される事になる。

ところが、それをお客様にゆだねる人も居ます。

いわゆるサッシの打ち合わせと言うやつです。

分厚いカタログを開いてどこにどの冊子を付けるかを

決めていくと言うやつです。

この時。お客様は耐震性も断熱性も頭にありません。

サッシの種類をどうするかだけです。

部屋中が窓だらけの家とかはこんな打ち合わせで生まれるわけです。

本来はプロとしての決定で事が進むはずの設計ですが、

その答えを素人にゆだね、

その責任を自分では追わないようにするのでしょうが、

そんな事にはなりませんのでお気を付けください。

窓は家の性能に直接かかわる大事なパーツです。

しっかりと知識を持って対応しないととんでもない事になるので

注意が必要ですね!!

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